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19/08/05【Jリーグ】タレント軍団・神戸、融合への道がついに見えてきた

(写真:Getty Images)

 8月2日のJ1第21節、神戸はホームでG大阪と対戦し、終盤に同点ゴール、最後に逆転のチャスもあったが、2-2の同点で終わり、勝点1を獲得した。

 誰もが“デジャブ”を感じた。後半アディショナルタイムに訪れた神戸のチャンス。自ら起点となった速攻から田中は西のスルーパスを引き出した。「またあの展開に持っていけるかと思ったけど…」。技ありのループシュートは無情にもクロスバーを直撃。第5節・G大阪戦で劇的決勝点を挙げた田中は嘆いたが、それでも執念で手繰り寄せた同点劇の立役者の一人だった。

 リーグ戦3連敗中と苦境に立っていた神戸。トルステン・フィンク監督がG大阪戦で用意したプランは“揺さぶり”だ。2失点を喫したが、その狙いを先発メンバーが着実に遂行することで交代選手の躍動感につなげた。「相手は中に3枚しかいないから揺さぶれば疲れる。思惑どおり疲れていたのでカウンターがバシバシ決まった」(田中)。仕掛けから同点ゴールにつながるクロスを送った西は「藤谷がそれまで仕掛け続けてくれていた」と感謝する。そして、値千金の同点ゴールを決めた増山はチームの士気を代弁した。

「僕が決めたあとも亨梧くん(古橋)が(ゴールの中の)ボールを取りにいった。それをチームでできているというのは重要だと思う」。

 今季の神戸は外国籍選手がけん引してきた。アンドレス・イニエスタを筆頭にダビド・ビジャ、ウェリントンらの貢献度は破格だ。今夏には新たな外国籍選手も加わった。だからこそ田中は試合前、「もっと日本人もやらなきゃ」とチーム力向上への覚悟を言葉に込めていた。

 先発11人とベンチワークでつかんだ勝点1。獲得した勝点は最小でも価値は大きい。フィンク神戸の融合の扉が確実に開かれてきた。

文・小野 慶太

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