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19/08/02【Jリーグ】川崎F、アウェイで広島に屈す。教訓をめぐる明と暗

(写真:Getty Images)

 広島がリードしていたという事情はあるが、後半に見せた川崎Fの攻撃には迫力があった。あの戦いができたのだから、前半にもっとやれることはあったのでは…との思いが募るが、その点について長谷川は試合後、次のように述べた。

「あそこまで簡単に前進できていたし、クロスに対してあれだけ人数が(ゴール前に)いたら2点は入るもの。フィニッシュに関わる人数が明らかに前半は少なくて、後半は明らかに多かった」

 つまり前半からもっと攻撃に人数をかけていれば、後半のような戦いができていたという指摘だ。前に人数をかけることはリスクを取るということでもある。夏場のアウェイゲームということを鑑みれば、先に失点したくないと考えるのは正しい。ただ、開始早々に先制を許したあとも、川崎Fの重心は後ろに傾いたままだった。

 0-2で折り返した後半、鬼木監督は攻撃のテコ入れを図った。その一つが山村の投入。山村は「ボランチの一つ前、ちょっと高めのポジションを取りながらボールに絡んでいく」(山村)プレーを遂行。また、前半ほとんど上がれなかった馬渡に対しては、「後ろに重たいと思っていたので、そこは積極的にいくようにと指示を出した」(鬼木監督)。そしてその結果、川崎Fの攻撃は活性化し、流れを取り戻すことができた。

 広島は前節・松本戦で後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し勝利を逃したが、その反省を生かし、逃げ切りに成功。その一方で川崎Fは、前節・大分戦で実現したゲームプラン変更の経験を生かせず。大分戦は前半の飲水タイムを使って修正を図ることができたが、この試合では飲水タイムがなく、ピッチ上でも修正を図れなかった。

 教訓を生かせたほうが勝利するという意味で、広島の勝利は公平な結果だったと言えそうだ。

文・江藤 高志

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