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19/07/13【Jリーグ】仙台が育んだ守護神、いざラストマッチへ

(写真:Getty Images)

 旅立ちの日が近づいている。シント・トロイデン(ベルギー)への移籍が内定したシュミットにとって、この鹿島戦がひとまず仙台で過ごす最後の試合となる。

 2歳から仙台で育ち、応援のためユアスタに通い、14年からプロ生活を仙台でスタートさせた、仙台人。当時J2の熊本や松本への期限付き移籍で経験を積み、いまではチームのレギュラーばかりか日本代表GKの座もつかみとった。

 その成長過程で海外への憧れも強くなっていたシュミットだが、今回の移籍は苦渋の決断だったという。2日の記者会見の場では、その胸の内を明かした。「チーム状況を考えれば、無責任かもしれないとも思った」。副主将として臨んだ今季は、初めてJ1で開幕戦から出場を続けていた一方、序盤戦はチームが下位に沈んでいた。結果を出せないもどかしさの中でオファーが届き、「自分は流されやすい性格なので」と、家族以外にはなかなか相談ができなかったという。

 しかし、「なるべく早く海外でプレーしたいという気持ちもあったし、GKで27歳というところで受けたこのオファーがラストチャンスかもしれないと思った」と、最終的に移籍を決断。渡邉監督も「レギュラーの選手が抜ける痛さはあるが、去年の(西村)拓真(CSKAモスクワ)のように、生え抜きの選手が海外に羽ばたくのはクラブにとって名誉なこと。その決断を尊重し、送り出したい」と見守る。会見の場で川浪が報道陣に紛れて「『(目標は)CLに出る』と言ってくれないかなあ」と促したように、仲間たちも背中を押す。

 感傷に浸るのは、鹿島戦が終わってから。偶然にも鹿島は、17年のJ1第7節でシュミットがJ1リーグ戦初出場を果たしたときの相手だ。「巡り合わせを感じるが、まずはチームにホーム7連勝を」と意気込み、背番号1は戦いの場に向かう。

文・板垣 晴朗

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2019 Jリーグ第19節

・ベガルタ仙台 vs 鹿島アントラーズ
 7月13日(土)夜7:00〜(生中継 NHK BS1)
・FC東京 vs 川崎フロンターレ
 7月14日(日)夜7:00〜(生中継 TOKYO MX)

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