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19/06/28【女子W杯】なでしこ、ラウンド16で敗退。この悔しさをバネに「また頑張りたい」

(写真:Getty Images)

 二度目の世界一を目指して臨んだ女子W杯、なでしこジャパンはグループステージこそ突破したもののラウンド16で新興国オランダの後塵を拝した。1-1で迎えた後半は相手を押し込みながらゴールを決め切れずにいると、終盤の88分に痛恨のPK献上。ハンドのファウルを取られたのは、チームを支えてきた主将の熊谷紗希だった。

 女子W杯出場経験のない選手が多い今大会のなでしこジャパンにおいて、熊谷紗希がもつ豊富な経験は、この先のノックアウトステージでこそ発揮されるものだろうと思われた。

「チームとしてやりたいことを、分析しながら準備して出せた。疲れている後半のオランダは、自分たちのサッカーをイヤがっていたような印象があった」と熊谷は手ごたえを感じていたが、押し込んでいた終盤に落とし穴が待っていた。88分、シャニス・ファン・デ・サンデンの突破からゴール前にボールが転がると、フィフィアネ・ミデマーがマークされている熊谷から離れて右足でシュート。次の瞬間、ボールが熊谷の左手に当たり、PKの判定となった。

「正直、あのタイミングでは手はかわせなかった。でも、その前の守り方にやりようはあったかなと思う。ミデマーがフリーになっていったのは分かっていたし、あそこでシュート打ってくることも分かってはいた。だから自分の立ち位置をもう少し修正できたかなと思う」

 試合後の熊谷は淡々と振り返りながらも、時折悔しさをにじませた。今季の熊谷は所属先のリヨンでベンチを温めることが多く、充実した毎日を送っていたわけではなかった。3回目の女子W杯を主将として迎え、「このチームがまとまるように経験ある選手たちと協力し、できる限りの努力はやってきた。1試合目より2試合目、2試合目より3試合目と自分たちができることが増えていった」とチームの成長も感じていた。と同時に物足りなさも感じている。「結果を出せる選手たちが全体的に増えないといけない。この服(ユニフォーム)を着ている以上、自分たちが日本のみんなのお手本というか、目指す場所でないといけない。そういったところをもう一回自覚しながらまた頑張りたい」

 ケガ人の多さや、最後まで改善できなかったセットプレーの守備。熊谷は一度頂点を見ているからこそ、帰国の途に就いたいま、そこにたどり着く難しさを感じているのかもしれない。日本代表のユニフォームを着てリヨンに凱旋することは、かなわなかった。不完全燃焼のまま終わった3度目のW杯。この悔しさをバネに、熊谷は次のステージへ向かう。

文・馬見新 拓郎

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