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19/05/14【Jリーグ】17歳・久保建英、待望の“初ゴール”!

(写真:Getty Images)

 FC東京で待望のリーグ戦初ゴール。こう着した試合を左足で打開し、決勝点を奪ってみせたのだから、やはりこの男はただ者ではない。

 前節に続いて、相手の対策は徐々に厳しくなっている。マークの強度はさらに上がり、ボールをもてば周囲に敵が群がる。さすがの技術でも、毎度の突破は難しい。苦し紛れのプレーも増えていく。

「自分は結果さえ出ればいいというタイプではない」。90分間をとおしてのプレーに、自身は納得していない。しかし、すぐにこう念を押した。「でも、今日ぐらいは(自分を)許してもいいかなと。1-0での勝利ですし、もっと早く決められればよかったですけど、時間帯はどうであれ決められたので」。10試合かかったリーグ初得点は、少々時間がかかり過ぎたと感じている。でも今日は特別。虎の子の1点を奪ったのは、自分自身。勝負強さを、褒めてもいい。

 シュートシーンは「無心だった。正直、何も覚えていない」と話した。これまでも、大事な場面で決めてきたゴールの大半は「あまりどんなシーンだったか記憶にない」という。CKのこぼれ球に、自然と体が反応した。唯一、「コンパクトに足を振ろうとだけ思った。いま言うのは、あと出しジャンケンみたいだけど、空気抵抗を受けないように抑えようとした」と振り返る。この日もシュートを止めに止めていたGKカミンスキーの頭上を見事に抜いたボレーシュート。「毎試合、大体カミンスキー選手が止めている。ビックリするようなセーブをする選手から点をとれたことは、一つ自信になる」。それもまた、自分を褒めてもいい理由だったかもしれない。

 来場していたゲスト芸人のチョコレートプラネットの持ちネタ『TT兄弟』。ゴール後、すぐに同コンビがいるスタンドに駆けていき、歓喜のTTポーズ。「試合前に、広報の方にきていると聞いて『ぜひやってね』と言われていた。点を決めたあとは、すぐにその記憶が出てきた」。シュート場面は無心でも、ゴール後はすぐに冷静に。何とも、つかみどころのない17歳だ。 勢いのすさまじさと、確かな技術。何より決勝点を奪った事実。今季見せてきたインパクトは、これ以上ない形で、ここで最大開花した。もちろん、まだこれで終わりではない。

「自分は一人で試合を決められる選手になりたい」

 前言どおり、主役になってみせた。チームはいまだ無敗、首位を走るFC東京。久保建英、堂々とここにありだ。

文・西川 結城

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