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19/05/10【U-20W杯】5月23日開幕のU-20W杯。「死の組になるかは日本次第」

(写真:Getty Images)

 7日、ユース年代としては少々奇妙なほど多くの報道陣が詰めかけての記者会見で、影山雅永監督はU-20W杯に臨む21名のメンバーリストを読み上げた。

 MF安部裕葵、GK大迫敬介、そしてFW久保建英の3名がコパ・アメリカへの招集を基本とする形でメンバーから外れ、さらにアジア最終予選での主力だったDF橋岡大樹とGK谷晃生も負傷離脱。にわかにスクランブル状態となってしまった。

 また今季に入ってから出場機会を減らしてしまった選手も多く、4月の練習試合ではそうした出場機会に乏しい選手を集中起用したが、ゲーム体力の不足を露呈してしまった。今回やや強引な日程でも直前に二つの練習試合を組んだのは、試合勘不足の選手へのケアが一つの狙いである。
 橋岡の離脱で3バックシステムを基本とする可能性も検討されたようだが、メンバー構成は4バックベースになっている。もっとも、このチームの[4-4-2]は、森保ジャパンと同じく攻撃時に[3-4-2-1]的な立ち位置に変化できるシステムなので、システムはそこまで重要な問題ではない。

 戦力的な穴については、やはりそれぞれの選手の奮起に期待したいところ。例えばこれまでスーパーサブだったMF斉藤光毅は主力としての活躍を期待したいところだし、DF瀬古歩夢には守備陣の中心としての仕事が求められる。逆に言うと、そうした選手のブレイクがあってこそ、A代表優先の今回の決断がポジティブに作用したと評価できるだろう。

 前回3位のイタリア、同8強のメキシコ、南米王者のエクアドルがひしめく日本のグループが「死の組になるかは日本次第」(影山監督)。エクアドルやメキシコのA代表入りしている選手たちは招集される見込みで、またとない経験を積み上げ、自信をつかむ絶好機。いない選手のことを嘆くのではなく、いる選手たちの奮起こそ期待したい。

文・川端 暁彦

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