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19/04/30【Jリーグ】低空飛行のC大阪。得点チャンスをいかに増やすか

(写真:Getty Images)

 27日に行われたJ1第9節、ロティーナ監督率いるC大阪と片野坂監督率いる大分の試合は0-0のスコアレスドローに終わった。C大阪は4試合勝ちなしで13位と低空飛行が続いている。

 相手の出方を見極めて対応していく智将同士の一戦は、ある程度、想定されていたとはいえ、手堅い展開となり、ホームのC大阪としては“重さ”がぬぐえない試合となった。「前から(ボールを)とりにいったときの背後が怖かったので、山下さんも自分も、前に出られるところでも我慢した」と試合後に話したのは木本だが、後ろでつないで“エサ”を撒きつつ、相手がプレスにきたところを裏返してスペースに走らせる攻撃を仕掛けてくる大分に対し、C大阪は意図的にスペースを消す狙いもあった。しっかりと中を締めて無失点で終えたことは、一つの収穫だ。ただし、攻撃でどう崩して、どう得点に結びつけるか。その狙いは見えにくかった。

 パス回しにテンポを生む奥埜。裏に抜けて攻撃に深さを作る高木俊幸。選手も代えつつ打開を試みた攻撃は、成果もあった。前半序盤の15分、そして、後半も開始後しばらくの時間帯は相手を押し込んだ。ただし、大分のビルドアップに比べると、ボールをもったときのパスコースが少ない。後ろの選手が相手をはがして縦にパスをつけるプレーが見られず、受け手もパスコースに入れていない。出し手と受け手が連動できず、パスを後ろに戻してしまい、攻撃がスピードアップしていかない場面が散見された。

 非公開が続くため練習の詳細は不明だが、いまのスタイルを突き詰めるためには、シュートに至る前段階の精度をさらに高めていく必要がある。第4節・浦和戦、第5節・仙台戦ではサイドでの崩しに成長の跡が見られたが、試合ごとにユニットも変わるため、継続性という点も欠けている。また、9試合で8失点の守備も、人数をかけているから守れているという見方もでき、“攻撃のための守備”という点では課題も残る。攻守のバランスをどう変えていくのかも、今後、得点機会を増やしていくための一つのカギになりそうだ。

文・小田 尚史

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