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19/04/01【Jリーグ】浦和の新オプション[4-4-2]。FC東京戦、「ベストゲーム」の背景

(写真:Getty Images)

 オズワルド・オリヴェイラ監督は開口一番、「今季のベストゲーム」と語り、槙野は「試合が終わったあとは、すごく楽しかったという思いになった」と振り返った。これまで、内容面に不満を抱えて「サッカーをしていない」とも吐き捨てていた主将・柏木でさえ、「悪くなかった。今までとガラッと変わった感じ」と好感触を明かしている。

 浦和はこの試合から、4バックシステムを採用した。昨季からの[3-5-2]に加えてオプションを作る意味で、3月25日から練習してきた[4-4-2]だ。守備時はフラットな[4-4-2]の2ライン、攻撃時にはボランチの柏木がトップ下気味になってダイヤモンド型にもなる。

「ひし形でやってきて、序盤は若干押し込まれた」と敵将の長谷川監督が振り返ったように、中盤中央に人数を集めた形で優位に立つこともできた。

 ボール保持率が高まったことは、これまであまりなかった。互いの距離感が近くなり、パスコースが増えて中盤でのボールロストが減少。“なんとか最終ラインで耐えて、カウンターを狙う”。そんな以前までの戦いから脱却できたことが、前述の好印象につながっている。1週間の準備で、この内容を見せられたこともポジティブだ。

 武藤と青木の復帰がもつ意味も大きかった。青木が中盤を支え、武藤が中盤と前線をつなぐリンクマンとして機能。ボール回しが流麗になった。

 ただ、カウンターから失点した。久保らの技術に屈した形だが、基本的に2CB+青木で相手2トップに対応した守備のリスクマネジメントはさらに徹底すべきだろう。柏木が言うように「決定的な仕事ができていない」とフィニッシュワークの課題もある。4バックのスタートとしては上々の出来。今後はこれらをブラッシュアップしていく作業が待つ。

文・田中 直希

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