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19/03/21【Jリーグ】伊藤翔、鹿島加入後6戦7発。量産できる必然の理由

(写真:Getty Images)

 伊藤翔が公式戦6戦7発という驚異的な結果を残している。前線にいるべきはずの鈴木がケガで出遅れたことで、本来であれば苦しい台所事情となってもおかしくなかった。だが、移籍してきたばかりのベテランFWは、まるで長年鹿島でプレーし続けてきたような存在感を発揮。そのあまりの活躍ぶりは驚きをもって受け止められている。

 しかし、ゴールした場面を見直してみれば驚きはない。CBの間にポジションをとり、フリーになってパスを受け、ゴールに流し込む。伊藤が繰り返しているのは、点を決めるためのごく当たり前の動作の繰り返しだ。活躍は必然の結果と言えるだろう。

 鹿島にきてから「時間が解決してくれるんじゃないですかね」と、伊藤はずっと言っていた。 1月28日、テゲバジャーロ宮崎とのシーズン初めての練習試合は、キャンプの負荷で体が重く、ほとんど何もできないまま出場時間を終えていた。しかし、得られていたのは手ごたえだった。「みんなうまいし見てくれる。自分がいい立ち位置にいればボールはもらえる。あとは自分のゴール前への入り方とか、パスの出し手がどこに出したいのかを、もう少しすり合わせる必要がある」。つまり、当初からやるべきことをやれば結果はついてくる手ごたえを得ていた。

 鹿島に“ハマった”のは間違いない。本人も「Jリーグで堅守速攻のチームのほうが絶対に勝点をとれると思っていた」と言うように、鹿島との相性は抜群。「見て楽しいとか、やって楽しいとかは置いておいて」と、何より勝利を目指すスタイルは相思相愛の関係と言えるだろう。勝利を義務づけられたクラブに勝利を欲する選手がくれば、すんなり馴染むのは必然の流れだ。

 もともと「シュートは高校のときからうまかった」と同学年の内田。それを「なるべく俺が汚れ役を引き受ける」と土居がサポートする。仲間にも恵まれたプロ13年目を迎える30歳が、充実のときを迎えようとしている。

文・田中 滋

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