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19/02/14【Jリーグ】ヴィッセル神戸、初タイトルへ。加速するスター軍団

(写真:Getty Images)

 沖縄中部の金武町のサッカーグラウンド。集まったファンの数は、4,000人を超えた。今季注目のスター軍団、神戸の二次キャンプ。一次キャンプのUSAツアーを終えたチームは10日から13日までの4日間、ここで開幕に向けた調整を行っている。

 練習に励む選手たちに熱視線を送っていたのは、三木谷浩史会長。10日、11日とすべてのトレーニングを視察した。異例のキャンプ参加。今回、隣の野球場では久米島での一次キャンプを終えた東北楽天ゴールデンイーグルスが二次キャンプを行っている。「おそらく世界初となる、サッカーと野球の合同キャンプ」(三木谷会長)。楽天グループが総力を結集させて実現したビッグイベントだった。

 トレーニングは初日の10日から常にボールを使ったスペイン流のメニューで進んだ。何より、プレー精度がすこぶる高い。それを支えるのは、当然この3人。アンドレス・イニエスタは、右サイドからのクロスに右足ボレーで合わせる難易度の高いシュートをこともなげに決めた。ルーカス・ポドルスキはパンチ力のある左足で対角線のコースを見事に突きサイドネットを強く揺らす。そして、今季加入のダビド・ビジャ。とにかく、シュートテクニックが高い。DFに囲まれても慌てることなく、技術と経験の詰まったプレーが際立っていた。

 そのほかの新戦力も負けていない。鹿島から加わった西大伍は、持ち前の冷静な判断を見せる。イニエスタ、ポドルスキ、西とボールが渡り、最後は西がビジャにラストパスを送りゴールをアシストした。またC大阪から加入の山口蛍は出足の速い守備でイニエスタを止める場面も。中盤の舵取り役として期待される。

 G大阪から加入した初瀬亮に、ビジャが入念に体の向きを修正する一幕もあった。最後はビジャが初瀬の背中を叩き励ます。またイニエスタの華麗なゴールに歓声が挙がったときには、真っ先にビジャが近寄ってお尻を蹴り、じゃれ合った。「みんな近寄りがたい存在じゃない」と初瀬も話すように、雰囲気のよさが伝わる。

 10日夜に開催された神戸と東北楽天の合同懇親会。壇上でイニエスタは語った。「神戸を日本、アジアのベストクラブにしたい。このチームでタイトルを獲りたい」。飛び出した、タイトル宣言。港町に初の栄冠がもたらされるか。注目の19年となる。

文:J:COMサッカー編集部

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