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19/02/13【ラ・リーガ】首位バルセロナに付け入る隙あり? 15位・バジャドリーが挑む

(写真:Getty Images)

 首位と15位の戦いで敵地となると、バジャドリーの劣勢は否めない。が、「付け込む隙がないわけではない」と言ってしまおう。

 その根拠の1つが、最近のバルセロナの試合ぶり。リーガで2試合連続の引き分け(対アスレティック・ビルバオ0-0、対バレンシア2-2)に終わったチームは、全体に動きが鈍くパスが軽快に回せず攻撃にも鋭さが無い。

 メッシ1人が攻撃を担っている状態で、そのメッシもバレンシア戦のケガで本調子ではない。ブスケッツ、ラキティッチ、ルイス・スアレスに疲れが見え、コウチーニョは消えてしまい、ビダルはやはりスタイルに合っていない。ビダルの代わりには若いアラニャがいるが、アルトゥール負傷でラキティッチは無理しなければいけない状態でブスケッツにも代役はいない。何のために獲ったかわからないボアテングはルイス・スアレスの代わりにはなれていない。コウチーニョの代役デンベレは先週復帰したが、どこまで回復しているか?

 バルセロナにとって朗報なのは週中に試合が無くて休養を取って臨めることと、先週末累積警告で出場停止だったジョルディ・アルバが復帰すること。左SBでプレーできるのはそもそも彼しかおらず、右SBのセメドやセルジ・ロベルトが逆サイドに回る急場しのぎは、取りあえず解消する。

 バジャドリーが健闘しそうな理由のもう1つは、プレースタイルが前節バルセロナが苦戦したアスレティック・ビルバオと似ていること。バジャドリーは、エイバル、アスレティック・ビルバオと並ぶ今流行の「ストーミング」チームである。ストーミングとはその名の通り、嵐のように前からプレスを掛けて前線でボールを奪うと、一気に2トップに当てて攻め込むショートカウンターを武器とする戦い方のこと。前から相手DFラインまでどんどんプレスを掛けていた乾の昨季の姿を思い浮かべるとわかりやすいだろう。

 敵陣でボールを奪った場合は、セルジ・グアルディオラとウナイの2トップにまず当てて、ポストプレーとクサビで一端戻して、2ボランチのミチェルとアルカラスの攻め上がりとサイドからのクロスを待つ。あるいは一気に2トップにクロスを入れる。自陣でのボール回復の場合は、まずサイドに開いたウインガーに出して、それを2トップに当て、以下同……という攻め方になる。

 バジャドリーはエイバルほどラインは高くなく、アスレティック・ビルバオのウイリアムスほどスピードあるFWはいないから、ある程度バルセロナにボールを持たせて引いて待つ展開にはなるだろう。が、そうであってもボールを奪うためのプレス、奪った後に一直線にバルセロナゴールを襲い、それに連動してチーム全体を前に上げる、というアグレッシブな姿勢は見せてくれるもの、と期待している。

 先週マドリッドダービーでレアル・マドリーが勝利し、首位との差を5ポイントと詰めた。今のレアル・マドリーは上り調子でしばらく勢いが止まる様子はない。バルセロの対戦相手が健闘すれば、優勝争いは俄然面白くなるに違いない。

文・木村 浩嗣

スペイン・ラ・リーガの生放送予定

リーガエスパニョーラ第24節

・ラージョ vs アトレティコ・マドリード
 2月16日(土) 深夜0:00〜(生中継 WOWOWライブ
・バルセロナ vs バリャドリード
 2月17日(日) 朝4:30〜(生中継 WOWOWライブ
・バレンシア vs エスパニョール
 2月17日(日) 深夜0:00〜(生中継 WOWOWライブ
・ベティス vs アラベス
 2月18日(月) 朝4:30〜(生中継 WOWOWライブ

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