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19/01/28【アジアカップ】頼むぞ大迫。大一番を前に戻ってきたエース

(写真:Getty Images)

 大一番を前に、最も頼りになる男が帰ってきた。ベトナム戦の72分、グループステージ初戦のトルクメニスタン戦を最後に実戦から遠ざかっていた大迫勇也がピッチに立った。登場からわずか3分後にはゾーン間で巧みにボールを受け、堂安律とのワンツーで相手の守備組織を切り崩してみせた。安定感抜群のポストプレー、パスを引き出す的確な動き出し、周囲の選手を生かすためのポジショニングとボールキープ。わずか20分弱のプレー時間だったが、それでも存在感を示し、前線の機能性を生み出した。

 日本代表にとって大迫が必要不可欠であることはチームメートが何より痛感している。「彼のボールキープ力は日本の武器になるし、そこから先の展開というのは、正直言ってほかのFWとちょっとレベルが違う。ただ1タッチ、2タッチで急ぐだけでなく、必要なときにはドリブルでも3、4秒タメを作ってくれるときもあるし、そういうところは違いかなと思う」とは柴崎岳。攻撃のスイッチを入れる役目を担う者として、前線で起点を作れるパスレシーバーの復帰はなにより心強いに違いない。長年にわたって代表を支える長友佑都も「大迫が入るのはすごく大きい。彼は1人だけでなく、2人、3人、4人目のプレーヤーを輝かせる。チームにとって相乗効果になる。彼が1人いるだけで違う」と言い切る。

 イランは今大会で最強チームと言っていい。世界のトップシーンを知る長友も「W杯でスペインをあれだけ苦しめ、ポルトガルに引き分けて、強豪とやっても戦える」と評す。イランは圧倒的な破壊力を誇るだけでなく、準決勝まで無失点と守備力も非常に高い。DF陣は強さも高さも兼ね備えている。イランより格下相手の試合でも前線で起点を作れなかった選手たちがイラン守備陣にはね返されずに対峙できる可能性は低い。W杯でトップクラスのDFにも抑え込まれることなく戦えた大迫がいなければ、攻略の糸口はつかめないだろう。復活した背番号15が森保ジャパンの命運を握るはずだ。

文:神谷 正明

日本代表の生放送予定

AFC アジアカップUAE 2019 準決勝

・イラン vs 日本
 1月28日(月) 夜11:00〜(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)

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