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19/01/23【アジアカップ】アジアでも屈指の勢い。ベトナム代表は戦い方も臨機応変

(写真:Getty Images)

 “ベトナムサッカーの父”パク・ハンソ監督が率いるベトナムは歴史的な躍進を続けている。昨年1月のAFC・U-23選手権で準優勝、同じくU-23で臨んだアジア大会でベスト4に入ると、A代表では東南アジアの王者を決めるスズキカップで優勝を果たした。そしてアジアカップでのベスト8進出。こういう勢いに乗っているチームは危険だ。

 今大会の試合を一度でも見た人ならベトナムが好チームであることは分かるだろう。だが、サウジアラビアほど強敵としてイメージしにくいところは、日本にとって“落とし穴”になり得る。

 02年の日韓W杯でピム・ファーベーク氏(現・オマーン監督)とともに当時のヒディンク監督を支えたパク・ハンソ監督はベトナムの選手たちにハードワークと組織的なビジョンを植え付けた。連動性の高いプレッシングでボールを奪うと、しっかりとボールをつなぎながら攻撃に人数をかけていく。それでいてボールを保持することに固執せず、相手のディフェンスに少しでもスキが生じれば積極的に縦にボールを運び、後ろの選手たちもフォロー。仮に相手にボールをもたれる試合になっても引きっぱなしのサッカーはしないのが現在のベトナムだ。

 守備は[5-4-1]だが、状況に応じて両サイドのグエン・トロン・ホアンとドアン・バン・ハウがアップダウン。ウイングバック、ウイングの位置に移動することで[3-6-1]、[3-4-3]と変化する。また試合展開によって2トップのオプションもあるなど、戦術的な引き出しは多い。

 攻撃のキーマンは元水戸のグエン・コン・フォンと右サイドアタッカーのグエン・クァン・ハイ、守備のキーマンは主将のケ・ゴク・ハイ。ただ、日本としては組織としてのよさを出させないようにすることが大切だ。ディフェンスは運動量が豊富だがデュエル、特に空中戦はあまり強くないため、時に効果的なロングボールを入れて原口元気や復帰できれば大迫勇也の強さを生かす戦い方も有効だろう。

 またベトナムはドリブラーのグエン・バン・トアンなど“勝負のカード”も充実している。

文・河治 良幸

日本代表の生放送予定

AFC アジアカップUAE 2019 グループステージ

・ベトナム vs 日本
 1月24日(木) 夜10:00〜(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)

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