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19/01/23【アジアカップ】アジアカップ準々決勝、若きベトナムに油断は禁物

(写真:Getty Images)

 サウジアラビアとの苦しい試合を、日本は1点差の辛勝で切り抜けた。実に、日本のボール支配率は約2割。守勢に回る試合でもこの数字はかなり珍しく、それだけサウジアラビアの過度なポゼッション傾向、そしてそれ以上に日本が陣地回復するための攻撃での起点が作れなかったことも証明していた。

「こうした苦しい試合に勝つことで、チームはまた強くなっていく」

 そう話したのは、主将の吉田麻也。11年大会の優勝経験者は、毎試合綱渡りの激戦を勝ち上がっていった当時と、今大会のチームを重ね合わせる。

 グループステージから内容面では苦戦の連続となっている森保ジャパン。特に攻撃面で消化不良な展開は続く。敵陣突破の急先鋒だった中島翔哉を大会直前に負傷で欠き、攻撃戦術の重要タレントである大迫勇也も初戦のトルクメニスタン戦こそフル出場したものの、万全の状態ではない。二人のキーマンの不在は、日本に攻撃不全という現実を突きつけている。この点は準々決勝以降も、懸案事項である。

 次に対戦する相手はベトナム。ベスト16の顔ぶれがそろった時点ではヨルダンの勝ち上がりを多くの人が予想していただろうが、PK戦の末にベトナムが中東の難敵を退けた。東南アジアの新興勢力。12月には同地域のW杯とも言われるスズキカップで10年ぶりの優勝を飾るなど、いま乗りに乗っている国である。

 5バック気味に構えることも予想されるベトナムに対し、日本はサウジアラビア戦とは打って変わって押し込む展開が予想される。22日の練習では大迫もボールを使った練習に合流したが、はたしてエースの強行起用はあるのか。武藤嘉紀が出場停止なだけに、ここは一つのポイントになるだろう。

 戦前の見立てでは格下との対戦となるが、これはアジアカップ。何が起きるか分からないトーナメント。油断は禁物である。

文・西川 結城

日本代表の生放送予定

AFC アジアカップUAE 2019 グループステージ

・ベトナム vs 日本
 1月24日(木) 夜10:00〜(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)

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