日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

19/01/16【アジアカップ】頼れる男・乾貴士。次はプレーでチーム活性化を

(写真:Getty Images)

 開幕2連勝でノックアウトステージ進出を決めた森保ジャパン。オマーン戦で勝ち上がりを決めたことは大きく、第3戦のウズベキスタン戦で主力を温存し、大胆なメンバーチェンジも可能になった。4年前のアギーレジャパンも第3戦を同じような状況で迎えたが、当時の指揮官は主力を休ませなかった。その結果、準々決勝のUAE戦でレギュラー組が“ガス欠”を起こして敗退の要因にもなった。森保一監督はオマーン戦後に「できる限り多くの選手を使っていきたい」と話したことから、ウズベキスタン戦ではサブ組を多く起用し、4年前と同じ轍を踏むことはないはずだ。

 過去2戦と大きく顔ぶれが変わるであろう第3戦で、とりわけ今後に向けて選択肢を広げる上でも期待したいのが乾貴士だ。中島翔哉の離脱で急きょ招集された乾はここまで出場機会を得ていないが、それでもすでにチーム内で存在感を発揮している。初戦のトルクメニスタン戦では、前半に攻撃が停滞しているのを見て、ハーフタイムに「幅を使え」と仲間に助言。そのアドバイスを受けた原口元気らが戦い方を変え、サイドから仕掛けたことが逆転勝利を呼び込んだ。

 また、森保監督が初戦で交代枠を余らせたことに対し、乾は指揮官にその理由を尋ねる行動に出た。「お互いがいい関係を築けているから言えること」とは槙野智章の弁だが、乾はチーム内で不要なわだかまりが生まれないよう、コミュニケーションを潤滑にする役目も率先して担っている。

 無論、本来求められる“プレーでのチーム活性化”も期待できる。技術が高く、突破力のある乾はサイドで幅をとって縦に仕掛けることもできるが、中に絞って狹いエリアでボールを受けてチャンスメークもこなせる。また、カットインから決定的なシーンを生み出すこともできる。チームメートへの的確な助言からも分かるように、スペインで揉まれたことで戦術的判断も磨かれている。その実力は昨夏のW杯で証明済みだ。

 攻撃面でバリエーションを広げられる戦力だとウズベキスタン戦で証明できれば、優勝を目指すチームにとって頼もしい存在になるはずだ。

文・神谷 正明

日本代表の生放送予定

AFC アジアカップUAE 2019 グループステージ

・日本 vs ウズベキスタン
 1月17日(木) 夜10:00〜(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.