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19/01/11【アジアカップ】トルクメニスタン戦。3ゴールにつながったHTのコミュニケーション

(写真:Getty Images)

 前半は大会に向けて準備してきたものが悪い方向に作用した。左サイドハーフとして先発出場した原口元気は「前半にうまくいかなかった原因の一つとして、やりたいサッカーに固執し過ぎたかなというのはあった。中でのコンビネーションがね。それはチームの狙いの一つだから練習もしているけど、それがなかなかできていなかった」と振り返る。

 日本はこれまでの親善試合をとおして自信を深めてきたコンビネーションによる中央突破を主眼に置く攻めを見せたが、それは引いて守りを固める相手にとって対処しやすい仕掛けでもあった。実際、前半はその展開でトルクメニスタンに何度かカウンターからチャンスを作られ、先制点も許した。

 そこで日本は後半からサイドに起点を作って仕掛ける攻撃にシフトチェンジすると、これが奏功。特に大きく変わったのが原口のプレーだった。前半は中に絞ってプレーすることが多かったが、後半からはサイドに張ってパスを受け、そこからシンプルに仕掛けてクロスを供給することで左サイドを活性化させ、チームに勢いをもたらした。

 森保ジャパンは前半と後半で異なる顔を見せたが、その変化を生み出したのはハーフタイムで選手たちがとったコミュニケーションだった。原口は言う。

「前半はサコくん(大迫)に『中にいてくれ』と頼まれた。でも、相手はつきやすそうにしていた。(相手が)3バック(5バック)だったので幅をとったほうがいいと思ったし、乾(貴士)くんとも『もっと幅をとったほうがいいのではないか』という話になって、実践してみたらうまくいった」。逆サイドの堂安律も「サブの選手たちがよくアドバイスしてくれた。サイドを起点にしようって。乾くんが『もっと幅を使え』と声をかけていたので、それが後半に生きたと思う」と明かす。

 ピッチ上に現れた問題点を選手たちが共有し、修正に取り組む。“トーナメントは総力戦”とはよく言われるが、日本はまさに「チーム全体の団結力」(堂安)で初戦から訪れた難局を乗り切った。

文・神谷 正明

日本代表の生放送予定

AFC アジアカップUAE 2019 グループステージ

・日本 vs オマーン
 1月13日(日) 夜10:00〜(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)
・日本 vs ウズベキスタン
 1月17日(木) 夜10:00〜(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)

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