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18/11/02【ラ・リーガ】新監督レアル・マドリーvs快進撃バリャドリード。“元祖ロナウド”もサンティアゴ・ベルナベウへ

(写真:Getty Images)

 ロペテギが解任され、サンティアゴ・ソラリ新監督が就任したレアル・マドリー。肩書は今のところ「暫定」だが成績次第では正式な後任となる可能性もある。

 そのソラリの初陣、昨夜のメリージャ戦(0-4)では新たな試みが見られた。システムは[4-2-3-1]。先日まで率いていたBチームから5人が起用されたが、このうちレギロン(左SB)、もしくはハビ・サンチェス(右CB)は負傷者続出(カルバハル、マルセロ、バラン)のDFラインで、ドリブル、パス、シュートと3拍子そろったビニシウスは左サイドで、今週末も出番がありそうだ。それとアセンシオをトップ下に起用して自由を与え躍動させたのも新監督の手腕。ジダン、ロペテギ時代には[4-3-3]あるいは[4-4-2]がメインで、トップ下がそもそも存在しなかった。アセンシオ、イスコ、モドリッチがこの新ポジションで躍動する姿も見られるかもしれない。

 ソラリには失うものがなく、チームには流れを変える何かが必要だ。つまりチャレンジできる環境にある。前監督に信頼されていなかった右SBオドリオソラも2アシスト、1ゴールと見違える活躍をした。監督交代でくすぶっていた選手が輝くのはよくあること。バジャドリー戦のシステム、顔ぶれには注目したい。

 昇格組のバジャドリーは現在6位と大健闘。順位なら9位のレアル・マドリーより上である。元エスパニョール監督のセルヒオ・ゴンサレスに率いられたチームは守備がよく組織されており7失点は5失点のアトレティコ・マドリーに次ぐ2位。[4-4-2]の典型的な堅守速攻型のチームで前々節レアル・マドリーが敗れたレバンテに非常によく似ており、しかもアウェイではまだ無敗。とはいえ、引きっぱなしのチームではなく時間帯によってはラインを上げ、前々節はあのベティス相手にボールを支配してみせた。戦術が浸透しセルヒオの思うままにチームが動いている印象だ。

 個として見てほしいのは、2ボランチ、ミチェル、ルベンの戦術的に賢いプレーぶり、両ウイング、特に右のアントニートのスピードに乗ったドリブル、FWウナルのロングボールの処理と相手DFとの駆け引き。よく走り士気も高いチームが、クラシコでの屈辱の大敗でナーバスになっているチームの急造DFラインを脅かす可能性は決して低くない、とみる。

 もう一つ、このクラブの筆頭株主は元銀河系軍団の元祖ロナウドである。引退後一回り大きくなり子供のような笑顔がより愛らしくなった彼を、サンティアゴベルナベウの観衆がどう迎えるのかも楽しみだ。

文・木村 浩嗣

ラ・リーガ関連生放送予定

18/19 ラ・リーガ 第11節

・レガネス vs アトレティコ・マドリード
 11月3日(土)夜8:55〜(生中継 WOWOW ライブ
・レアル・マドリード vs バリャドリード
 11月3日(土)深夜0:00〜(生中継 WOWOW ライブ
・ラージョ vs バルセロナ
 11月4日(日)朝4:30〜(生中継 WOWOW ライブ
・ソシエダ vs セビージャ
 11月4日(日)深夜2:20〜(生中継 WOWOW ライブ
・ベティス vs セルタ
 11月5日(月)朝4:35〜(生中継 WOWOW ライブ

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