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18/10/18【ラ・リーガ】首位・セビージャ、16年ぶりカンプノウでの勝利なるか

(写真:Getty Images)

 バルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーが勝ち点を伸ばせず混戦のリーガで、16ポイントで首位のセビージャが1ポイント差で追う2位バルセロナと対戦する。リーガで4連勝のセビージャと4試合勝ちなしのバルセロナと歩みは対照的。4試合の間に首位バルセロナと中位セビージャの間にあった8ポイント差を逆転し現在の状態になった。

 思えば1カ月ほど前、1分2敗でスタートしたセビージャのマチン監督は解任寸前だったが、いまは手の平を返したように絶賛されている。具体的にチームを改革した彼の手腕は大きい。[3-4-3]だったのを[3-5-2]に変え、アンドレ・シウバの1トップからベン・イエデルと組ませる2トップにし、2ボランチだったのをバネガの1ボランチにしてトップ下だったバスケスを左インサイドMFにしてから、攻守のバランスが4得点4失点から14得点4失点へ劇的に改善した。

 EL予選とスペインスーパーカップに参加した関係で今季すでに17試合を消化していたが、アルゼンチン代表の招集に漏れたバネガを筆頭に、このインターナショナルマッチウィークで一息付くことができ、ケガのエスクデーロとメルカドが復帰、と今週末はベストメンバーで臨める。

 バルセロナの方はゴール不足とミスによる失点が勝ち点を伸ばせない原因になっている。チャンスは作っているがルイス・スアレスの照準がズレていて、メッシは枠にシュートを何本も当てる不運で思うようにネットを揺らせていない。代役が若いムニールではルイス・スアレスをベンチに座らせるわけにもいかない。レンタル先のドルトムントでゴールを量産するパコ・アルカセルの活躍を羨ましげに見ている状況だ。さらにフェルマーレンがオランダ代表との試合で負傷し、ウムティティとセルジ・ロベルトが負傷中ということもあって、DFは4人、セメド、ピケ、レングレット、ジョルディ・アルバしかおらず、このところミスの多いピケを休ませるわけにもいかない。

 とはいえ、好材料もある。左右両サイドの2季目のデンベレとコウチーニョが成長し好調を維持している他、中盤の最後のピースとしてアルトゥールがはまった。アルトゥールはシャビとそっくりのプレースタイルでポゼッションの安定に貢献し、彼が入るとバルセロナ本来のボール保持によるゲーム支配力がぐっと上がる。実績では上のアルトゥーロ・ビダルがいくら不満を漏らしても、アルトゥールがいる限り出場機会は増えそうにない。

 以上、状況だけ見るとセビージャ有利だが、過去の対戦成績を見るとまったく逆。セビージャはカンプノウを大の苦手としており、リーガで最後に勝ったのは2002-03で通算でも4勝しかしていない。16年ぶりに勝利するとすれば今週末なのだが、果たしてどうなるか?

文・木村 浩嗣

 

ラ・リーガ関連生放送予定

18/19 ラ・リーガ 第9節

・レアル・マドリード vs レバンテ
 10月20日(土)夜7:59〜(生中継 WOWOW ライブ
・ビジャレアル vs アトレティコ・マドリード
 10月20日(土)深夜1:15〜(生中継 WOWOW ライブ
・バルセロナ vs セビージャ
 10月20日(土)深夜3:35〜(生中継 WOWOW ライブ
・ベティス vs バジャドリード
 10月21日(日)深夜3:30〜(生中継 WOWOW ライブ

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