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18/10/15【Jリーグ】横浜FM、ルヴァンカップ決勝へ。開花のときを迎えるアタッキングフットボール

(写真:Getty images)

 戦い抜いた。そして勝ち抜いた。一時は降格の危機とも言われた横浜FMが、ルヴァンカップとしては前身のナビスコカップを制した01年以来、実に17年ぶりの決勝進出を果たした。

「まだ前半が終わっただけ」、「鹿島は鹿島」。多くの選手が口にしながら第1戦のリードにもまったく気を緩める様子がなかったチームは、立ち上がりから得点を狙いにいく攻撃的な姿勢を見せる。10分過ぎには得点を奪いにくる鹿島に押し込まれる時間帯もあったが、「勝ち方がチーム全体に浸透してきて、守るときは守り切ると割り切って守備ができている」(天野)チームは、GK飯倉の好セーブもありながら我慢強く戦った。そして20分に信頼し合っている松原と仲川のコンビで右サイドを崩すと、最後はウーゴ・ヴィエイラが第1戦に続くストライカーらしい嗅覚と勝負強さの先制点を奪う。34分には遠藤とワンツーで抜け出した天野のクロスを仲川が押し込んで2点目。後半、GK飯倉のミスから失点したこと、そこからチーム全体として落ち着きを失い失点を重ねたことは大きな反省材料だが、さらに失点すれば状況が一気に変わる緊張感の中、攻撃的な姿勢は失わず、また守備でも耐えて逆転を許さなかった。

「日本でも一番面白いサッカーをすると思うし、こういったチームがタイトルを獲ることでこれがいいサッカー、勝つ確率が高い(サッカー)ということを証明できる」(天野)。そうした思いで準決勝に臨み、タイトルにまた一つ前進した。

 ただ、決まったことは決勝進出という事実だけ。まだ何かを手にしたわけではなく、次で敗れればノンタイトルの年数が5年に伸びるだけだ。変革1年目で決勝に進出した事実は手ごたえと自信を得るには十分なものかもしれないが、それを考えるのは決勝が終わってからでいい。リーグでのG大阪戦を挟み、いまはただルヴァンカップのタイトルを獲ることに集中する。それだけだ。

文・菊地 正典

日本代表関連生放送予定 

キリンチャレンジカップ2018

・日本 vs ウルグアイ
 10月16日(火)夜7:00〜(生中継 テレビ朝日系)

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