リーガエスパニョーラリーガエスパニョーラ

18/09/28【ラ・リーガ】マドリーダービー。調子上向きのアトレティコ有利か

(写真:Getty Images)

 週中に開催された第6節の結果によってマドリッドダービーへの興味がぐっと増すことになった。大敗したチーム(レアル・マドリー、対セビージャ0-3)と大勝したチーム(アトレティコ・マドリー、対ウエスカ3-0)との顔合わせであり、順位の上でも2位レアル・マドリーと3位アトレティコ・マドリーの差は2ポイントと肉薄し逆転の可能性がある。しかも、アトレティコ・マドリーはシメオネ監督になって敵地サンティアゴベルナベウで5シーズン無敗(3勝2分)。その前まで14シーズン未勝利だったのが嘘のようだ。サッカーは1試合1試合が別物であるとはいえ、これだけ材料がそろうと、どうもロペテギ監督のチームの分が悪く見えてしまう。

 レアル・マドリーがセビージャに敗れたのは前半のインテンシティの差だった。ロペテギになってボールポゼッション&プレスという、彼が指揮をしたスペイン代表のようなサッカーをしているが、そのプレスの掛け合いでことごとく敗れた。新監督の下でベンゼマがゴールゲッターに変身し、カウンターチームからポゼッションチームに変身したはずだったが、その監督交代の効果が消えつつあるような印象だ。最初の45分で0-3となった後ベンゼマ、モドリッチを下げた采配も不可解だった。ロペテギはマリアーノ、セバージョスを積極的に起用し、チームに刺激を与えようとしているが、優勢な時は良いものの劣勢な時は彼ら準レギュラーの若手たちには状況を変えるような力はまだない。イスコが虫垂炎で戦線を離脱中で、セビージャ戦で負傷したマルセロも今週末には間に合わないだろう。CL3連覇のいつものメンバー+左SBナチョという布陣でスタートするしかない。

 アトレティコ・マドリーの上向きは守備の安定に支えられている。ゴディン、サウール、コケ、フィリペ・ルイスらに集中力を欠いたような凡ミスが出ていたが、ウエスカ戦では相手の無力にも助けられ、まったく危なげなかった。失点さえ防いでしまえばレマール、コレア、グリーズマン、ジエゴ・コスタの前線は好調で計算できる。

 ここのところずっとシメオネの課題はカウンター一辺倒のチームにいかにオプションを加えるか、だった。攻撃陣を入れ替え試行錯誤してきたが、新戦力レマールと成長したコレアが左右のサイドに入る形が、堅守速攻を崩さないままポゼッション力を高め主導権も握る、という欲張りなプランの決定版となるかもしれない。コケとサウールがセンターラインを、いつものDFが最終ラインを固めて、前線4人に暴れさせるという、個の顔ぶれとしてはここ数年にない最も攻撃的なチームで敵地を訪れることになるだろう。

 注目は、試合開始後の緊張感と観客に煽られた格好でのプレス合戦。そこでどちらがより多くのセカンドボールを拾え、レアル・マドリーがキープに繋げられるのか、アトレティコ・マドリーがロングカウンターに?げられるのか。ここ5季5試合の得点合計は9点で、ロースコアであればアトレティコ・マドリー有利というのがはっきり出ている。

文・木村 浩嗣

ラ・リーガ関連生放送予定

18/19 ラ・リーガ 第7節

・バルセロナ vs A.ビルバオ
 9月29日(土)夜11:00〜(生中継 WOWOW ライブ
・ソシエダ vs バレンシア
 9月29日(土)深夜1:20〜(生中継 WOWOW ライブ
・レアル・マドリード vs アトレティコ・マドリード
 9月29日(土)深夜3:30〜(生中継 WOWOW ライブ
・ベティス vs レガネス
 9月30日(日)深夜3:30〜(生中継 WOWOW ライブ
・ジローナ vs ヘタフェ
 10月1日(月)深夜3:45〜(生中継 WOWOW ライブ

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.