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18/07/27【Jリーグ コラム】大補強実施の名古屋。V字回復なるか

(写真:Norio Rokukawa)

 J1最下位の名古屋が本気を出した夏の大補強。25日にも横浜FMからDF金井の新加入を発表した。これで課題のDFを中心に5人を獲得。前節は4人をいきなりフル出場させた。

 その効果は首位を走る広島とスコアレスドローを演じたことから分かるように、主に守備面で表れた。公式戦で初めて組んだ丸山と中谷のCBコンビに対し、守護神ランゲラックは「二人とも自信をもって落ち着いてプレーしていた」と安定感が増したと話す。

 とすれば、今後勝点を積み重ね、降格圏から脱出していくためには攻撃陣の奮起が期待される。幸いジョー、ガブリエル・シャビエルといったJでも屈指の破壊力をもった攻撃的選手がいる。特にジョーはこの中断期間に体重を5㎏絞りキレが戻った。広島戦でもGK林のファインセーブに得点こそならなかったものの、前半終了間際のDFを背負いながらのボレーシュートは、体の強さを生かしたジョーならではのもの。昨季のブラジルリーグ得点王が本領を発揮するのは時間の問題だ。

 シャビエルも前々節・浦和戦(1●3)で一時は同点となる豪快ミドルを突き刺すなど好調を維持。そして課題だったパスの供給元も元川崎FのMFエドゥアルド・ネットの加入でメドが立った。広い視野とタイミングのいいパスで攻撃のリズムを作るネットに対し、ジョーとシャビエルは異口同音に「ネットのパスはトラップしやすい」と言う。名古屋の巻き返しのカギはこのブラジル人トリオが握っている。

 負ければ前節の勝点1がムダになりかねない大一番。前回対戦で完敗を喫した札幌を打ち破り、15戦連続未勝利という長いトンネルから抜け出す。

文・斎藤 孝一

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