2018 FIFAワールドカップ ロシア

18/07/16【ワールドカップ ロシア】フランスが2度目のW杯優勝!決勝でも発揮された4つの強み

(写真:Getty Images)

 2018ロシアW杯で有終の美を飾ったのはフランスだった。決勝戦でも自分たちの強みを大いに発揮した。

 1つ目の強みはグリーズマンの正確なキック、そしてそれを生かしたセットプレーだ。18分、ペナルティーエリアの近くでグリーズマンが相手のファウルを誘ってFKを獲得。そこからグリーズマンが左足で入れたボールは、選手の頭上ギリギリという絶妙な高さでゴールへと向かい、マンジュキッチのオウンゴールを誘発した。28分に同点に追いつかれたものの、次は38分、左CKのチャンスにキッカーのグリーズマンがニアに鋭いボールを蹴り込み、相手のハンドを誘ってPKを獲得。これをグリーズマンが冷静に決めて勝ち越した。

 2つ目は堅い守り。相手のクロアチアは序盤からよく走り、正確なボール回しで試合の主導権を握っていたが、今大会のフランスは引いて守ったときが強い。28分にセットプレーから同点ゴールを許したが、その他はペナルティーエリア付近まで押し込まれても、バランとウンティティのセンターバックコンビを中心によく耐えていた。ここまでの勝ち上がりで陰のMVPといっていい守備的MFのカンテはモドリッチとの駆け引きに戸惑い持ち味を出せなかったが、それでも最終ラインは崩れなかった。

 3つ目は高速カウンター。1点リードで迎えた後半もクロアチアにボールを支配される展開が続いたが、59分、中盤でポグバがボールを持つと、ロングパスを一気に前線へ。ムバッペがスピードを生かして右サイドからボールを持ち上がり、中央に折り返すと最後はポグバがねじ込んだ。

 そして4つ目はニュースターの一撃だ。65分、左サイドのリュカ・エルナンデスから中央で横パスを受けた19歳のムバッペが、ペナルティーエリア外から右足でシュート。コースを的確に突いたシュートがゴールネットを揺らした。10代プレーヤーがW杯決勝でゴールを決めたのは1958年大会のペレ(当時17歳)の偉業である。

 3点のリードを奪ったフランス。69分にGKロリスのミスから1点を返されたが、大勢に影響はなし。危なげなく逃げ切って、2度目のW杯優勝を果たした。

文・西川 結城

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