2018 FIFAワールドカップ ロシア

18/07/10【ワールドカップ ロシア】余力を残したイングランド、死力を尽くしたクロアチア。ファイナルを懸けて激突

 

(写真:Getty Images)

 イングランドが快進撃を見せている。W杯ベスト4まで勝ち残ったのは28年ぶりだ。

 準々決勝はスウェーデンと対戦。均衡を破ったのはセットプレーだった。30分、この試合1本目のCKを、193cm・98kgの“フィジカルモンスター”マグワイアが豪快なジャンピングヘッドでねじ込んだ。後半にさらに1点を追加したイングランドは、シュート数やポゼッション率、パス成功率できっちりスウェーデンを上回り、余力を残す試合展開で準決勝進出を決めた。

 一方のクロアチアは、ラウンド16に続き準々決勝も120分間の死闘&PK戦で勝利という、体力的にも精神的にも大きな負荷がかかった中でなんとか勝ち上がってきた。準々決勝では守護神のスバシッチや右SBブルサリコが負傷し、エースのマンジュキッチも疲労を隠せない様子を見せるなど、コンディションの不安は突きない。しかしそれでも、大声援を味方につけた開催国ロシアとの一戦という大きな山場を乗り越え、初の決勝進出へ士気は高まっているだろう。「もし大会前に3位の銅メダルをあげると言われたら私はそれを喜んで受け入れただろう。しかし、いまは受け入れられない」(クロアチア・ダリッチ監督)。最終ラインからのビルドアップでときおりミスを見せるイングランドに対し、力を振り絞って前線からプレスをかけられれば決定機を生み出せるはず。また、モドリッチ&ラキティッチがどれだけ試合をコントロールできるか。

 試合は11日、モスクワのルジニキ・スタジアムで行われる。

文・西川 結城

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