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18/07/03【日本代表】8年前から示した成長。それでも届かなかった世界8強

(写真:Getty Images)

 結果だけを見ればPK戦まで持ち込んだ南アフリカ大会のラウンド16・パラグアイ戦のほうが準々決勝に近づいたと言えるのかもしれない。しかし、あのときボールを相手にもたせ、カウンターから勝機を見いだす戦い方を選択せざるを得なかった。選択肢は一つしかなかったのだ。

 しかし、今回は違った。この試合だけでなく、今大会を通じて日本はいくつかの戦い方を自らの意志で選択できるようになっていた。選手たちは強豪相手にも臆することなく、落ち着いてプレーを続けた。また、乾貴士や大迫勇也、香川真司、吉田麻也らは4試合を通じて、日本の課題だった個で相手を凌駕する場面も作った。

 8年前と今回の差は何か。単純に言ってしまえば経験ということになるのだろう。メンバーを比べてみても8年前は海外組が4人だったのに対し、現在は15人。日常的に世界トップレベルの選手と対峙することで、マネのスピードにもルカクの身体能力にも驚くことなく対応できるようになっていた。さらに、4年前のブラジルで経験した悔しさも大きな糧となっていた。「そこ(ブラジルW杯のコロンビア戦)から4年積み上げてきた選手たち、日本代表チームの今大会に対する思い、ましてや(今大会は)初戦がコロンビアだったし、何とかリベンジという思いは感じた」と西野監督も口にしている。

 そして、それは選手だけでなく、監督・スタッフをはじめとしたチームマネジメントについても言える。8年前はグループステージ3試合を同じメンバーで戦ったため、疲労困憊の状態でラウンド16を迎えることとなった。しかし、今回はグループステージを突破したあとのことを考え、一つの賭けではあったが第3節で6人もメンバーを入れ替えた。日本チームとして本気でベスト8を目指した。

 それでも届かなかった。成長の跡は見せたが届かなかった。足りなかったものは何か。さらに必要なものは何か。その結果を出すのは4年後の同じ舞台となる。

文:J:COMサッカー編集部

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