2018 FIFAワールドカップ ロシア

18/06/27【日本代表】ポーランド攻略法。10番クリホビアクを経由するルートを断て

(写真:Getty Images)

 28日に対戦するポーランドのプレーはよく言えばシンプル、悪く言えば単調な傾向がある。本来はレバンドフスキの決定力を頼りに攻め切ってくる力強さがあるのだが、ここまではその力強さがあまり見られていない。日本としても起点のところからポーランドのリズムを崩せれば、主導権を引き寄せることが可能だ。

 カギを握るのはボランチの柴崎岳と長谷部誠の二人だろう。ポーランドがサイド攻撃主体と言っても一度はボランチの10番クリホビアクを経由することが多い。そこにアイディアを豊富にもつジエリンスキが加わると少々厄介だが、ここを厳しくチェックできればサイド攻撃をいい形でさせる可能性が低くなり、ボールも奪いやすくなる。柴崎と長谷部、さらにトップ下の香川真司もチェックに協力しながら相手ボランチの展開を限定していきたい。

 ディフェンスリーダーのグリクが肩の負傷で主力から外れた最終ラインは統率力を欠いており、ここまでの2試合のやられ方もポーランドらしからぬところがあった。加えて欧州のスタンダードから外れたような攻撃には対応が慣れていないため、アタッキングサードまではシンプルにボールを運び、そこから先の崩しの局面で乾貴士と香川、そこに柴崎が絡んでいくようなコンビネーションで攻め切りたい。それがハマれば得点できる可能性は大いにある。

 ただ、その過程でボールを引っ掛けられると一気にカウンターを仕掛けられるため、両SBは攻撃参加の準備をとりながらも不用意に上がらず、ポーランドのカウンターに備えておく意識も重要になる。
日本は勝点3をとりにいくアグレッシブな姿勢で試合に臨むだろうが、無理にリスクを冒して自滅するような事態に陥るのは愚の骨頂。リスク管理はこれまで以上に徹底していきたい。

文・河治 良幸

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