2018 FIFAワールドカップ ロシア

18/06/08【日本代表 見どころ】[4-2-3-1]で臨むスイス戦。確認ポイントは「守備パターン」

(写真:Getty Images)

 スイスは直近の親善試合でスペインと対戦。敵地で先制されながらも追いついて引き分けに持ち込む接戦を演じてみせた。そしてW杯前最後のホーム戦に、日本を迎え入れる。難敵であることは必至だ。

 相手の印象について、吉田麻也は語る。「チームとしてすごくオーガナイズされている。無闇にロングボールを蹴ったり、変なボールの失い方はしない。ビジョンをもってパスをつなぐサッカーをしてくる」。組織的かつ挑戦的にプレーするいまのスイス。特にサイド攻撃は連係あり、アーリークロスありと要注意だ。

 対する日本。先月30日に行われたガーナ戦で、西野朗監督は3バックをテストしたが、スイス戦は[4-2-3-1]を試すことが濃厚だ。オーストリア・ゼーフェルト合宿では4日の練習で初めて4バックでトレーニングを行い、非公開となった6日の練習でも実戦形式では4日と同じメンバー、布陣が並んだという。気になるのは、特に守備の場面でのプレーエリアの高さだが、前述の吉田は「ボールを奪いにいくときのタイミングもあるけど、まずは相手をハメにいってからかな」と、初めは高い位置からプレスをかけていく戦い方をとることが確実だ。

 また、ブラジルW杯以降、ひさびさにトップ下の位置で先発することが濃厚な本田圭佑も、スイス戦で真っ先に意識すべきところは「守備」と断言。「いくつか守備で試したいパターンがある。相手をハメることができたパターン、ハメられない場面でのプレス。大きく言えばこの二つになってくる」と展望した。

 リズムよくボールを回収できれば、高い位置から攻撃をスタートさせることができる。ただ、W杯本番も含めて、必ず全体が押し込まれる場面も出てくる。そこでどこまで守備が耐えられるかも、初戦のコロンビア戦を見据えた大事なテストの場となる。

 南欧の保養地・ルガーノで行われる一戦。日本は我慢強い守備から攻撃への好循環を定められるか。

文・西川 結城

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