2018 FIFAワールドカップ ロシア

18/06/06【日本代表】乾貴士、溌剌と。スペインで学んだ守備、そして攻撃のスイッチを

(写真:Getty Images)

 乾のコンディションが上がってきた。シーズンの終盤に右太ももを負傷していた乾は5月21日からスタートした国内合宿ではホテルでの調整からはじまりランニング、ボールを使った練習と徐々に強度を上げていった。本人は意欲を示していたガーナ戦の出場はなかったが、西野監督は乾の回復状況から十分に間に合うと判断して23人のメンバーに選んだ。

 日本からの移動中に誕生日を迎え、機内でケーキもふるまわれたという。「(時差の)7時間長く誕生日ができた」と笑いながら話す乾はオーストリアに到着して2日目からチーム練習をこなした。「今日は我慢しろとテグさん(手倉森誠コーチ)から言われていた」と練習後に語っていたが、翌日に行われた紅白戦では[4-2-3-1]の左サイドハーフでフルにプレーし、はつらつとした動きを見せた。「チームとして、周りとの連係が大事になってくるので、その中で自分の特徴である攻撃のところでスイッチを入れていければいい」(乾)。

 守備面はエイバルでの3年間で学んできたものを発揮すれば十分に役割を果たせると考えている。そのエイバルから同じスペインの名門であるベティスに移籍することが決まった。「エイバルで試合に出させてもらったからこそ、もらえたオファーだと思う。エイバルを離れるというのはすごく悲しい決断ではあった。でももう決めたからにはしっかりベティスでやりたい」と語る乾だが、まずは目の前にあるW杯という大舞台に挑み、そこで日本代表に貢献することに集中している。「(競争は)常々意識してやっている。自分は出遅れていると思っているのでアピールしたい」。

文・河治 良幸

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