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18/05/15【W杯注目選手 #15】ファルカオに続く2番手。知っておくべきカルロス・バッカの怖さ

(写真:Getty Images)

 コロンビア代表のレギュラーFWがファルカオであることは疑いない。キャプテンマークを巻く彼が実績から言っても実力からしてもナンバー1である。が、彼に続く人材も豊富で、点取り屋の充実ぶりから言えばW杯でも3本の指に入るのではないか。そのFW陣でボルハ、グティエレスらを押しのけてナンバー2の座にいるのがバッカだ。主に[4-2-3-1]で予選を乗り切ってきたペッケルマン監督だが先日の親善試合では2トップの[4-4-2]を試しており、6月19日の日本戦では、ファルカオとバッカのコンビが見られる可能性がある。
バッカはどんなFWか?

 セビージャ、ビジャレアルで生で見てきた感想を言うと、速くてうまい。セビージャでもビジャレアルでもカウンター時に裏へ飛び出しGKとの1対1を演出するシーンを何度も見てきた。ランのスピードもあるが、それよりも駆け引き――例えば、歩いていて相手の重心が移動した瞬間にスプリントとか、相手の背中側に回って“消えて”からダッシュなど――を用いてDFを置き去りにするのがうまい。フィニッシュでは、スピードを落とさず角度のないところからファーポストへ突き刺すシュートを最も得意とするが、マークに付かれた場合にはひと呼吸置き、フェイントを入れて相手の態勢を崩してから流し込むうまさもある。要は、崩しでもフィニッシュでも一本調子ではなくスピードを変えた多様なプレーを選べる選手で、上半身や腰の動きに南米独特のリズムがある。体のハンディがない分日本のCB陣にとっては対応しやすい反面、一発のフェイントで腰砕けなんてシーンは見たくないものだ。

 今週末ビジャレアルはレアル・マドリーと対戦する。ボール支配するレアル・マドリーのボールロストを誘いカウンター、というビジャレアルにもバッカにも最適のシナリオを描ける試合。センターラインでボールを触り過ぎ攻守の切り替えが遅いコロンビアよりも、サイドを使った大きな展開で一気に敵陣になだれ込むビジャレアルのほうが、バッカの飛び出しが生きやすい。彼の怖さを知るには良い機会だと思う。

文・木村 浩嗣

スペイン・リーガエスパニョーラの生放送予定

リーガエスパニョーラ第34節延期試合

・マラガ vs ヘタフェ
 5月19日(土) 深夜1:20〜(生中継 WOWOWプライム
・セビージャ vs アラベス
 5月19日(土) 深夜1:20〜(生中継 WOWOWライブ
・ビジャレアル vs レアル・マドリード
 5月19日(土) 深夜3:35〜(生中継 WOWOWライブ
・アトレティコ・マドリード vs エイバル(乾貴士)
 5月20日(日) 深夜1:15〜(生中継 WOWOWライブ
・バルセロナ vs ソシエダ
 5月20日(日) 深夜3:30〜(生中継 WOWOWプライム

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