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18/04/18【Jリーグ コラム】躍動する浦和のルーキー橋岡。“声を出して誰よりも戦え”。その教えを胸に

(写真:Getty Images)

 監督交代後に3連勝。今季開幕から低迷し一時は17位にまで沈んだ浦和が、第8節を終えて順位を10位まで上げている。チームに勢いをもたらした一つの要因が、浦和ユース出身のルーキー橋岡大樹の躍動だ。

 今年トップ昇格して初めてのキャンプ。沖縄の地で橋岡は自身のよさを出せていないことについて吐露していた。

 元来、橋岡は気持ちの強さを前面に出してプレーするタイプ。しかし、「周りに遠慮したこともあって」(橋岡)、熱いプレーを出せず、ピッチではおとなしい印象を受けた。「そうしないといけないんですよね…」。そうつぶやいた顔が忘れられない。

 徐々にチームに慣れ、コーチングの声も響くようになってきたころ、シーズンが開幕。そこでピッチにいち早く立ったのは、同期の荻原のほうだった。ルヴァンカップで2得点を挙げるなど、その活躍を傍目に見ながら、橋岡は出場の機会を待った。居残り練習では阿部にアドバイスを受けたり、ロングフィードやヘディングなどを鍛錬したりしていた。

 転機は今月2日の大槻監督の就任だった。中学3年から高校3年まで約4年間、指導を受けた恩師がトップチームの指揮官となったのだ。その時期には「誰よりも声を出して、戦う。どん欲にプレーして、その中で勝つ。そして無失点で終える。声を出して戦うということは
ユース時代から言われてきた。そこで負けるな、と。大槻さんにトップチームでもそれをできるところを見せたい」と語っていた。

 本職はCBだが、[3-5-2]のシステムを採用したチームの中で与えられたポジションはウイングバック。そして彼は、与えられたチャンスをつかむことになる。「レッズはここで終わるチームではない。チームとして全員で戦って、はい上がっていきたい」。前節の神戸戦で初の先発フル出場を果たし、この清水戦でも先発すると、この2試合で見せたのは、その言葉どおりの姿勢だった。対面の選手に負けない。走り勝つ。戦い抜く。足をつりながらも愚直にプレーで表現した橋岡に、サポーターは大きな“橋岡コール”で返した。浦和では、評価されないと選手コールが起こらない。リーグ戦デビューから2戦目で、戦う橋岡の姿はホームのサポーターに認められたということになる。

 まだ1年目。彼の前にあるのは希望だ。浦和で、そしてU-19日本代表で、その熱いプレーを続ければ、輝かしい未来がきっと訪れる。

文・田中 直希

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