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18/04/11【Jリーグ コラム】浦和の未来は明確な強化ビジョンの先に

(写真:Getty Images)

 昨季のアジア王者・浦和が、7日のJ1第6節仙台戦でようやく今季リーグ戦初勝利をもぎとった。

 今季は開幕から低迷し、第5節を終えた時点で監督交代に踏み切っていた。さらに、強化体制も刷新した。6日、『強化体制の変更』として立花洋一副社長が強化部門を所掌するとともに、ゼネラルマネージャー(GM)を新設して2年のプロ契約として中村修三氏の就任、ならびに長く務めた山道守彦強化本部長が強化担当を離れ、取締役本部長(社長補佐)になると発表があった。

 淵田敬三代表取締役社長は「毎シーズン優勝争いをするチーム作りに従事してくださった。ルヴァンカップ優勝、2度目のアジア制覇実現とともに、クラブ経営の安定化に多大な貢献があった」と山道氏をねぎらうとともに、「さらにチームを強くしていくためには、あらたな可能性にトライする必要性を感じている。(01年から08年まで強化部に在籍するなど)浦和レッズを知り、なでしこジャパンを世界一に導くサポートをするなど経験豊富な中村氏に就任いただくことにした」とコメントを発表。記者会見では5日に中村氏にオファーをして即決してもらったというエピソードも明かした。

 これらを受けて臨んだ7日の仙台戦後、浦和サポーターは横断幕を掲出した。それは「信念と明確なビジョンが浦和を強くする。(中略)クラブの体質、フロントが本気で変わらない限り浦和レッズに未来はない」といった、長く辛辣なものだった。

 強化体制を変更したものの、入れたのは新たな血ではない。そのことによる不安な思いや提言を、長い言葉とともに掲げたことになる。

 クラブは現在、大槻新監督を“暫定監督”と公表して後任監督を探している。「中断期間には新しい監督に指揮してほしい」と淵田社長は5月上旬までの監督交代を一つのリミットとして据えていると明かした。『勝利に徹する文化』をクラブの哲学としていたのは山道氏だったが、果たして現在は―。中長期的な強化ビジョンを明確にすることがいま、フロントに求められている。

文・田中 直希

Jリーグ関連生放送予定

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・ベガルタ仙台 vs 川崎フロンターレ
 4月14日(土) 夜7:00〜(生中継 NHK BS1)
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 4月15日(日) 昼4:00〜(生中継 テレ玉)

AFCチャンピオンズリーグ2018

・広州恒大 vs セレッソ大阪
 4月17日(火) 夜6:45〜(生中継 日テレジータス
・鹿島アントラーズ vs 水原三星ブルーウィングス
 4月17日(火) 夜6:45〜(生中継 日テレNEWS24)

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