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18/03/30【日本代表 コラム】混沌としてきた23人選考レース。遠征不参加の岡崎らにもチャンス

(写真:Getty Images)

 ロシアW杯メンバー入りに向けて大きな意味を持っていた3月の欧州遠征。マリ、ウクライナと対戦した今回の2試合では、中島のようなアピールに成功した新戦力もいるが、全体的には各ポジションに不安を残すシリーズとなった。そのため、ケガ人はもちろん、ここ最近代表から外れている選手にも本大会のメンバーに選ばれるチャンスが拡大しそうだ。

 多くの選手をテストした前線は、今回の遠征メンバーに選ばれなかった欧州組の武藤嘉紀や岡崎慎司、国内組では金崎夢生や興梠慎三が滑り込みでメンバー入りする可能性もありそうだ。今後は所属クラブでのゴールが、一つバロメーターになるだろう。ただ、特にウクライナ戦は欧州基準の相手に国内組の杉本健勇や小林悠がよさを発揮できなかったこともあり、普段から欧州の舞台で戦っている武藤や岡崎が少し有利な部分もあるかもしれない。岡崎の場合は豊富な経験を再評価される可能性もあるが、現在はレスターでの立場がやや微妙。サイドの浅野拓磨や乾貴士にも言えるが、しっかりと所属クラブで出場時間を得ながら結果を出していく必要がある。

 ボランチもほぼ確定と思われた長谷部誠や山口蛍といった選手が調子を崩しており、井手口陽介や今野泰幸の復帰はもちろん、サプライズが起こり得るポジションだ。左SBは車屋紳太郎が今回の遠征で出番なく終わったことで、他の選手にもまだ逆転のチャンスは残されている。深刻なのは右SBで、酒井宏樹に次ぐ選手が不在の状況だ。順当なら今回と同じく酒井高徳か遠藤航だが、別の選択もあり得るかもしれない。

文・河治 良幸

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