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18/03/27【日本代表 コラム】ウクライナ戦先発濃厚の原口。「ちゃんと守れれば、このチームは崩れない」

(写真:Getty Images)

 ウクライナ戦では先発出場が濃厚な原口元気。マリ戦の90分間をベンチで見守りながら、こう考えていたという。「後半は、もっと引いてもよかったと思う。このチームは何より守備。いい守備があって攻撃に移れる。マリ戦も徐々に相手にはがされていった。そこを引いてブロックを作りながら二人で囲んで奪い切ったりするシーンが増えれば、必然的にいい攻撃(カウンター)に移れる」。

 マリ戦に向けて、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が出した指示はハイプレスだった。ただ実際はミドルプレスを中途半端にかけるような形となり、後半に入ると間延びとともに選手間の距離も広がり、相手の身体能力の高さに個々がさらされてしまった。

 原口はさらに守備面について言葉を続ける。「ちゃんと守れれば、このチームは崩れない。例えば(昨年11月の)ベルギー戦みたいに引いてブロックを作る指示が出ることもある。マリ戦は前からいく意識だった。でも、そこは試合中にも変えていくべき。前からいってハマらなくなってきたら、引く守備に変えたっていい。いまは守備をうまくやりながら前に出ていくサッカー。どんな状況でもはがされたら厳しい」

 ハリルホジッチ監督は選手に対して口うるさい印象があるかもしれない。しかし、プレーラインの選択や判断は、実は「『選手たちが主導権をもって決めていい』といつも言っている」(原口)という。ならば、監督の指示に縛られるのではなく、時に選手個々がいま以上に試合を作っていく意識と作業が大切になる。「もっともっとみんなで話さないといけない」。マリ戦でプレーできなかった原口は、歯がゆくも建設的な意見を述べていた。

 もはや誰が見ても分かるように、指揮官に豊富な戦い方の引き出しはない。大枠の戦術はチームに授けた。あとは、選手たちがいかにフレキシブルかつ能動的に運用できるか。あらためて、ハリルジャパンとは日本人の個人戦術が問われた集団である。

文・西川 結城

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