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18/03/21【日本代表 コラム】ドイツ2部で結果を出し堂々の代表復帰。宇佐美貴史への期待は得点力

(写真:Getty Images)

 もともと宇佐美の才能についてヴァイッド・ハリルホジッチ監督が高く評価していることは紛れもない事実だ。ただし、その宇佐美でさえクラブで結果を出せていなければ選考外になり続けるというのが指揮官の流儀。今回は所属クラブのデュッセルドルフで4試合連続ゴールを記録するなど、ドイツの2部とはいえ目に見える結果を出し、堂々の代表復帰となった。

 しかも、それらのすべてが高度なシュート技術を発揮した宇佐美らしいゴール。ただ枠内に飛ばすだけでなく、GKが対応しにくいタイミングやコースに打ち込んだ。11日のデュイスブルク戦では鋭い動きからGKの股下を破るシュートで決勝ゴール。16日のビーレフェルト戦では自身のゴールこそならなかったが、オフ・ザ・ボールから質の高い動きを継続しており、原口元気とともに4-2の勝利につながる流れを作る効果を生んでいた。

 もともと左サイドを得意とするが、クラブで活躍を見せる右サイドで起用される可能性もある。ワイドな位置からバイタルエリアにタイミングよく走り込んで放つミドルシュートは日本代表において宇佐美の専売特許。崩し切ることが難しいディフェンス相手でも宇佐美ならばゴールの可能性あるシュートに持ち込むことが可能だ。

 ハリルホジッチ監督は攻撃陣に得点力を強く求めることをあらためて強調した。宇佐美も出番を得られれば積極的にゴールを狙っていくはずだが、質の高い仕掛けやフィニッシュは日本代表にいい流れをもたらすだろう。またストライカーながらアシストの能力にも優れており、ややワイドの位置からゴール前に送るショートクロスはセンターFWや逆サイドのアタッカーの得点シーンを引き出せる。苦しい時間帯では下がっての守備もこなすが、高い位置でプレーしたほうがもち味を発揮できる選手であり、与えられたチャンスの中で、そうした時間帯をどれだけ作れるかが活躍のカギになる。

文・河治 良幸

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