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18/02/08【ラ・リーガ】先発か、切り札か。柴崎岳、アウェイのバルセロナ戦へ

(写真:Getty Images)

 開幕から22試合負けなしのバルセロナと敵地カンプノウでの戦い、となるとヘタフェの劣勢は否めない。が、チャンスがないわけではない。

 バルセロナは8日にコパ・デルレイ準決勝を控えており、ヘタフェ戦は中2日となる。先週末のエスパニョール戦のようにメッシを温存することは考えられないが、SBジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルトのどちらか、あるいはイニエスタは休ませるかもしれない。エスパニョール戦で先発し途中交代させられたことで明らかなように、SBの代役ディネ、セメドは機能しておらず、自信喪失気味のアンドレ・ゴメスにイニエスタの代役を期待するのは無理。加えて、CBコンビのウムティティが累積警告による出場停止で、ピケの方もケガで欠場が濃厚。フェルメーレンと新加入のジェリーミナという急造コンビがぶっつけ本番で登場となるだろう。いずれにせよ、攻守ともレベルダウンした形でヘタフェと相対することになるのは確実だ。

 対して、ヘタフェは負傷中のマルケル・ベルガラ以外はベストメンバーで臨める。前節累積警告で出場停止だったホルヘ・モリーナが復帰し、2戦連続ゴールのアンヘルと組む2トップは万全。となると、2戦連続先発出場中の柴崎は弾き出される格好だが、良い方に解釈すれば特に前半は圧倒的に押し込まれる展開になるはずだから、途中出場の方が柴崎の良さが出やすいとも言える(その一方で、守備力を買われてアンヘルに代わって先発する可能性もゼロではない)。コンパクトさを保ちつつ前からプレスをかけて勝ち点1をもぎ取ったエスパニョールと異なり、ボール出しにプレスを掛けず下がりっぱなしのヘタフェの戦い方だと、早々に2点差以上を付けられない限り攻撃にシフトするのは残り20分だろう。そこまで0-0であれば、フレッシュな柴崎が金星獲得をお膳立てするシナリオも見えてくる。展開と状況によって、ボランチでも左・右サイドでもセカンドトップでも使える“切り札”を、ボルダラス監督が満を持して投入する形である。

 ヘタフェには何も失うものがない。奇をてらうことなくベストのサッカーをぶつけること。そのヘタフェのベストが通用すれば柴崎は輝き、通用しなければ輝かないだろう。つまり、柴崎はチーム次第であり、チームは柴崎次第であるとも言える。現時点で世界最強かもしれないチーム相手の試合で、そういう使われ方をすること自体が実はすごいことなのだ。

文・木村 浩嗣

スペイン・リーガエスパニョーラの生放送予定

リーガエスパニョーラ第23節

・マラガ vs アトレチコ・マドリード
 2月10日(土) 深夜0:00〜(生中継 WOWOWプライム
・レガネス vs エイバル(乾貴士)
 2月10日(土) 深夜2:20〜(生中継 WOWOWプライム
・レアル・マドリード vs ソシエダ
 2月11日(日) 朝4:30〜(生中継 WOWOWライブ
・バルセロナ vs ヘタフェ(柴崎岳)
 2月11日(日) 深夜0:00〜(生中継 WOWOWライブ
・バレンシア vs レバンテ
 2月12日(月) 朝4:30〜(生中継 WOWOWライブ

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