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18/01/08【ラ・リーガ】エース復帰のアトレティコ・マドリーが完勝。ヘタフェの柴崎は途中出場で好プレー

 

 (写真:Getty Images)

 アトレティコ・マドリーとヘタフェの一戦(2-0)は、“ジエゴ・コスタ ショー”と呼びたいような試合だった。駄目押しの2点目を決めた後ファンとともに祝ったことで2枚目のイエロー(スタンドへ駆け寄るのは将棋倒しの危険があるので禁止)をもらい退場。良い意味でも悪い意味でも彼が主人公だった。

 D.コスタが入ってアトレティコ・マドリーの何が変わったのか?

 最大の貢献は、彼が2枚のDFを引き付け最終ラインを押し下げることで、グリーズマンが自由に動きタレントを生かすスペースと機会ができたこと。最前線にD.コスタ、ライン間で、あるいは下がってボールをもらうのがグリーズマンというコンビが確立した。次に、FKとCK時に強力なヘディングを持つターゲットができたこと。3つ目にGKや自陣深くからのロングボール(時には不正確なクリアボールすらでも)を、D.コスタが頭ですらしたり、収めて単独突破することでロングカウンターの好機に変えられるようになったこと。4つ目にD.コスタの脅威があまりに大きいので相手DFはつなごうとせずクリアに逃げる。それがアトレティコ・マドリーのボール支配力と試合支配力を高めたこと。さらに言えば、ベンチとファンを含めてD.コスタの加入がモラルを上げ、後半戦反攻の“のろし役”、メンタル面での起爆剤となっている点も見逃せない。

 以上のD.コスタ効果で今季ベストに近いプレーを見せたアトレティコ・マドリーにヘタフェはなす術もなく敗れた。ポジションを下げラインを締めてぶつかり合い、足の入れ合いでも負けなかったが(その証明が乱れ飛んだイエロー11枚)、個々のクオリティーの差がスコアに反映した格好だ。パスを3本連続でつなぐことが困難なほどのプレッシャーに2トップにはボールがほとんど届かず、右サイドでゲームを作る役であるポルティージョは徹底マークで消されてしまった。唯一気を吐いたのは左のアマットくらいだ。

 交代で入った柴崎は右のボランチでプレーした。アンヘルがモリーナの相棒として定着しているので、右サイドあるいはボランチでプレーする機会が増えると思われる。こぼれ球に走り込んでファウルをもらったファーストプレー、サイドチェンジ、ボールを散らすこと、センタリングといった攻撃面だけでなく、カウンターの芽をつぶすファウル、プレスという守備面でも求められるプレーをきちんと正確にこなしていた。だが、10人になって下がって守る得意の形を作った、アトレティコ・マドリーを脅かす存在にはなれなかった。

文・木村 浩嗣

スペイン・リーガエスパニョーラの生放送予定

リーガエスパニョーラ第19節

・ヘタフェ vs マラガ
 1月13日(土) 朝4:45〜(生中継 WOWOWライブ
・レアル・マドリード vs ビジャレアル
 1月13日(土) 深夜0:00〜(生中継 WOWOWライブ
・エイバル(乾貴士) vs アトレチコ・マドリード
 1月13日(土) 深夜2:20〜(生中継 WOWOWライブ
・デポルティーボ vs バレンシア
 1月14日(日) 朝4:35〜(生中継 WOWOWライブ
・ソシエダ vs バルセロナ
 1月15日(月) 朝4:30〜(生中継 WOWOWライブ

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