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17/12/05【W杯抽選会 コラム】W杯組み合わせ決定。日本が戦う3カ国の特徴は?

 

(写真:Getty Images)

<コロンビア>

 

 

攻守のバランスは○も、勢いは落ち気味

 南米予選を4位で突破しての参戦となる。攻守のバランスが取れたチームで、[4-4-2]をベースに[4-2-3-1]、[4-3-3]を使い分ける。状況に応じて守備的にも攻撃的にも戦えるゲームコントロールは、伝統的に日本が苦しむ相手に共通するところ。

 アルゼンチン人のホセ・ペケルマン監督が長期政権を築いているのが強みだが、準々決勝であわやブラジルを倒すかというところまで行った前回W杯と比較すれば、チームの勢いはやや落ちている。日本とも対戦したリオ五輪のメンバーが期待ほど突き上げられておらず、パワフルなFWミゲル・ボルハなどはいるが、前回大会のハメス・ロドリゲスのような“超新星”はいまのところ出てきていない。CBコンビがミランのクリスティアン・サパタ(ミラン)とオスカル・ムリージョ(パチューカ)という本田圭佑に縁のある選手だが、トッテナムでプレーする21歳のダビンソン・サンチェスが台頭してきており、競争が激しくなっているポジションでもある。

<セネガル>

戦い方は堅実。仕掛けは迫力満点

 アフリカ予選では二次予選でマダガスカルを破り、最終予選はブルキナファソ、南アフリカと同居する組を4勝2分の無敗で乗り切り、4大会ぶりの突破を決めた。特に最終予選は6試合3失点と守備が堅く、ベスト8に入った日韓W杯で主将を務めたアリュー・シセ監督が率いるチームはディフェンスリーダーのシェイク・クヤテを中心に、一般的にイメージされる以上に堅実な戦い方をしてくる。とはいえ西アフリカ特有の身体能力と個の強さも持ち合わせており、日本にとって“デュエル”の課題が問われる格好の相手となりそうだ。

 システムは[4-4-2]をベースに[4-3-3]も用いる。組み立てはシンプルだが、アタッキングサードでボールを持ったところから3、4人がゴール前になだれ込んでくるフィニッシュは迫力がある。元宗主国で言語が同じフランスでプレーしている選手が多く、新鋭アタッカーのオーパ・ヌグエット(メス)は川島永嗣のチームメートだ。

<ポーランド>

“頼る”のでなく、エースを“生かす”

 欧州でも現在最も好調な国の一つ。昨年のEUROでは準々決勝で
ポルトガル相手にPK戦で涙を呑んだが、その戦いぶりは絶賛された。欧州予選ではデンマークに勝ち点5差をつけて3大会ぶりの本大会出場を決めており、地力はFIFAランキング(7位)どおりグループHで一番高いことは間違いない。ただ、1974年、82年にW杯3位という輝かしい実績を持っているものの、低迷期が長く、W杯の舞台でもEUROと同様に躍進できるかどうかは未知数だ。

 エースは言わずと知れたロベルト・レバンドフスキで、欧州予選ではチームが挙げた28点のうち16得点を叩き出した。ただ、彼の個人技に頼るスタイルではなく、ヤクブ・ブワシュチコフスキやカミル・グロシツキの鋭い仕掛け、右SBのウカシュ・ピシュチェクの正確なクロスなどをエースにつなげる。長身FWのアルカディウシュ・ミリクも危険な存在だが、ひざの負傷で長期離脱中。本大会までに完全復帰してくれば要注意だ。

文・河治 良幸

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