日本代表・Jリーグ日本代表・Jリーグ

17/10/17【Jリーグ コラム】積み重ねた400。中村憲剛、変わらない男のスタンス

(写真:Getty Images)

 川崎Fとともに歩んできたバンディエラが、また一つの記録を打ち立てようとしている。14日の仙台戦に出場すると積み重ねてきたJ1の試合数が通算400試合に到達(実際に出場し、400試合出場を達成した)。大卒選手では藤田俊哉氏に次ぐ史上二人目の快挙と考えれば、これがいかに偉大な数字かが分かるはずだ。

 振り返れば、03年にテスト生から川崎Fに加入した中村は2年間J2を経験している。もし初年度からJ1に出場していれば、もっと数字を重ねることができていたかもしれない。だが、本人は「最初の2年があったからこそいまがある」と振り返る。

「1年目から必死だった。いまみたいに何年も契約を結んでもらえるような環境ではなかったし、ましてや当時はまだ自分に自信がなかったから。1年間練習だけならクビになるなと思っていた」

 それでも1年目からコンスタントに試合に出続けるとJ2の2年間でリーグ戦75試合に出場。04年にはボランチにコンバートされ、チームとともに目覚しい成長を遂げていくことになる。当時、自分に自信がなかった中村が、なぜここまで偉大な記録を築くようなプレーヤーになっていったのか。それはいまだに変わらない中村のスタンスが大きく影響している。

「もともと昔から選抜チームなどにも何も入っていなかったので、劣等感の塊だった。それが逆に良かったなと思う。自分は何ができて、何ができないということをちゃんと認めて、それをできるようにしていくという過程をずっとやってきた。だからプロに入ってレベルが上がることにつながったし、そこで吸収できれば、またという感じでやってこられた。あっという間でしたね」

 誰よりも自分自身に向き合う。そして、その日々の積み重ねが結果となって表れる。

「自分が頑張っていれば、あとからそういう数字はついてくるもの。でも、記録は抜かれるためにあるから。この記録もコンスタントに出続けたら(谷口)彰悟にあっさり抜かれるんだろうなと。結果的に記録に残るというのは個人的にはすごく喜ばしいことだけど、やっぱり変わらずに『いまが大事』という思いでずっとやっていきたい」

 まだまだ「今回は通過点」。ピッチで輝き続ける背番号14はチームを勝利に導くために、これからも前だけを見て走り続ける。

文:林 遼平

 

Jリーグ関連生放送予定  

AFCチャンピオンズリーグ2017

・浦和レッズ vs 上海上港
 10月18日(水) 夜7:00〜(生中継 日テレジータス、BS日テレ)

J1リーグ 第30節

・大宮アルディージャ vs 柏レイソル
 10月21日(土) 昼2:00〜(生中継 テレ玉)
・横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ
 10月21日(土) 夜7:00〜(生中継 NHK BS1)
・浦和レッズ vs ガンバ大阪
 10月22日(日) 昼5:00〜(生中継 テレ玉)

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.