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17/10/11【日本代表 コラム】当確ランプは灯らず。ハリルジャパン、新戦力たちの回答と課題

(写真:Getty Images)

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はニュージーランド戦から9人を入れ替え、小林祐希と杉本健勇は初めての先発、倉田秋も国内組で臨んだ15年夏の東アジア杯を除けば初先発となった。

 遠藤航、小林、倉田のトライアングルはフレッシュであり、興味深いトライアングルとなった。序盤は日本が高い位置でボールを奪い、全体を押し上げる中でインサイドハーフの小林と左サイドの乾貴士がボールを動かして攻勢をかけた。その中で長友佑都のクロスから先制点を決めた倉田、その倉田が飛び出しから放ったシュートのこぼれ球を押し込んだ杉本は結果を出した形だ。

 ただ、それらは新チームを組んで間もないハイチのディフェンスが混乱している間に挙げたもの。幸先良く2点をリードした心理的なスキもあったのか、相手が日本のプレーに慣れ出し、中盤のパスワークがスムーズに行かなくなると、倉田は消える時間が長くなり、杉本はクサビからフィニッシュに入るプレーがうまくハマらなくなった。それでも39分に酒井高徳、小林のコンビネーションからフリーで打ったシュートが決まっていれば印象はさらに良かったかもしれない。小林はリズムを取りながらチャンスの起点になるプレーでこれまでの“ハリルジャパン”にないものを示したが、アタッキングサードに出ると味方とのパスが合わず、ボールをカットされる場面が目立った。

 アンカーを担った遠藤はカバーリングで効果的な動きをしていたが、起点となるパスではテンポを遅らせ、72分にはあわや大ピンチを招くボールロストも。中盤のセカンドボールで競り負けたところから一気に突破を許し、3失点目も寄せが甘くなるなど、中盤の底で期待される役割を考えると、大きく評価を割り引かざるを得ない。フレッシュな先発組で“当確ランプ”が灯った選手はいないだろう。
 後半スタートから入った車屋は展開に入れない時間が続いたが、何度か持ち前の攻撃力を発揮するシーンはあった。そして、後半ロスタイムに積極的な仕掛けから香川が挙げた同点ゴールの起点となり、最後の最後にチームを救う形でアピールした。

文:河治 良幸

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