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17/10/09【日本代表 コラム】小林祐希は日本を背負うに値するか。真価が問われるこの一戦

(写真:Getty Images)

 ゴールを奪った倉田秋や、決勝点の起点となる突破とクロスを見せた乾貴士。彼らがニュージーランド戦勝利の立役者だが、後半途中から出場したこの男も、日本の終盤の攻勢を支えた。

 60分に香川真司に代わり、中盤の攻撃的な役割を任された小林祐希。インサイドハーフの位置に入り、周囲の選手を連結するリンクマンとして振る舞った。機を見てゴール前に侵入しては、乾からのパスをシュート。これは惜しくもGKにはじかれたが、気配りと強引さが絶妙に混在したプレーは出色だった。

「あの時間帯からの出場で、相手も疲れていた。評価に値するかは分からないプレーだった」と、小林自身は自分の出来を手放しには喜ばない。迎えるハイチ戦。先発の期待もある中、「ニュージーランド同様にハイチも格下相手になるが」と質問すると、鋭くこう返してきた。「なんでそう思うんですか。僕は相手が劣るとはまったく思っていない。どのチームもどの国もいまはレベルが上がっている。相手が格上とか格下とか、そう思って試合に入ったことはないです」。

 小林はよくビッグマウスと言われるが、物事に真っ直ぐ、鋭い視線と意見を投げかけているだけ。そこに少しのトゲがあるところが、言動を個性的に磨く。

 香川が沈黙し、反対に小林の出来がクローズアップされたニュージーランド戦。ただ自身を「最低限のプレー」と言い切ったのには、もう一つ理由があった。

「真司くんは10番を背負って、日本を背負ってこれまで戦ってきた。ほかの選手以上に魅せないといけないところがある。俺のほうがまだ気持ち的にラク。別にミスをしたって怖くない。俺はドルトムントの選手ではないから。背負っているものが違い過ぎる。だからやれて当たり前。次(ハイチ戦)もこれぐらいできないと代表にいる意味がない、ということなんです」

 冷静沈着。それが「人もチームも、周囲をすべて感じ取れる」と言わしめる小林の才。代表の檜舞台で、いよいよ本格的に発揮される時は近いかもしれない。

文・西川 結城

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