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16/11/27【週刊 岡崎慎司】壁を乗り越えた結果のCL初ゴール

欧州チャンピオンズリーグで初ゴールを決めた岡崎(写真:Getty Images)

チームも求めていた裏への飛び出し

 レスターのFW岡崎慎司が、19日に行われたワトフォード戦で先発した。

 岡崎としては、国内リーグで4試合連続となる先発。シーズン序盤はベンチを温めることが多かった岡崎への信頼は高まりつつあるようだ。

 ただし、この試合にあたり、岡崎はある決意を持って臨んだという。これまでハードワークや献身的な守備が評価されてきたが、「自分のやりたいようにやってみようかな」と、自身の感覚を重視してプレーしようと考えていたという。

「(いま)自分は開き直っていて。代表に行っても感じていたことで、最近(レスターの試合で前半の)45分で交代させられたりもしましたけど、ちょっとチャレンジしてみようかなと。足元でパスを受ける意識が強すぎて、自分の特徴である裏への飛び出しで勝負することが少なかった。『今日はそっちで勝負しようかな』と。それは結構、このチームも欲しているところで。サイドのスペースに流れたり、リヤド(・マフレズ)が封じられているときに、裏でチョンと出してもらったりとか。それを狙っていこうと思っていた」

 しかし岡崎の狙いとは裏腹に、チームは苦戦を強いられた。開始33秒で先制ゴールを許すと、12分にも追加点を奪われた。岡崎の縦パスからFWジェイミー・バーディーがPKを獲得し、すぐに1点を返したとはいえ、それでもレスターの劣勢は変わらなかった。

 岡崎も目立つプレーが少なかった。基本型の3−4−2−1から守備時に5バックへ変形するワトフォードのディフェンスを前に、なかなかスペースを見つけられなかった。結局シュートを打てないまま、68分にMFデマライ・グレイとの交代でピッチを後にした。

 だが、今後も意識的に感覚を重視してプレーしていくと言う。

「自分のペナルティーエリアで何回勝負できたかによって、自分の経験値も上がっていく。思い返したら、一試合のうち何回チャレンジできているか、(感触)みたいのがないので。僕ってワンタッチ、ツータッチでシュートまで持っていくタイプだから、やはり裏への抜け出しを考えていかなくてはいけない。どこのタイミングで抜け出すか、とか。

 自分が間(あいだ)で受けても、この先、(ジェイミー・)バーディーやリヤド(・マフレズ)次第でやっていったら、埒があかないと思うんですよね。自分がゴール前で脅威になっていかないと、自分も何も手に入れられないし、チームも一定して終わってしまうんで。きょうみたいなタイトな試合で『何かを見せる』というところで判断すれば、きょうは交代させられて当然かなって思ったし。でも、自分の中では結構体も動いたし、裏への抜け出しや反応も良かったので。やっぱりそっちの方が、ミスしてもいいですし」

 試合後の岡崎は「開き直っている」と自分の心境を表現したが、筆者にはむしろ、どこか吹っ切れているように映った。

 そして、22日に行われたクラブ・ブルージュとのチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節でゴールを奪った。「ブンデスリーガ、欧州リーグ、プレミアリーグと、主要リーグでゴールを取ってきた。CLでも取れれば、俺がやってきたことを残していける。そこがモチベーションですね。途中からでもいいけど、CLで結果を出したい」と語っていた通り、結果を残した。

 岡崎はまたひとつ、壁を乗り越えたと言えよう。

《取材・文 田嶋コウスケ》

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