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16/10/06【W杯最終予選】アディショナルタイムの劇的過ぎる山口弾で日本が最終予選2連勝!

原口のゴールで先制した日本は、ATのゴールで勝利をつかむ(写真:Getty Images)

日本が苦しみながらも勝ち点を6に伸ばす

 ワールドカップアジア最終予選が6日に埼玉スタジアム2002で行われ、日本代表はイラク代表と対戦した。26分にFW原口元気の技ありのゴールで先制した日本だったが、後半にセットプレーから同点に追いつかれる。MF山口蛍、FW浅野拓磨、FW小林悠をピッチに送り、勝ち越しゴールを目指した日本は、後半アディショナルタイムに山口がゴールを決め、2-1で勝利。タイ戦に続く勝利を挙げて、勝ち点を6に伸ばしている。

 日本代表の先発は、GK西川周作、DF酒井宏樹、DF森重真人、DF吉田麻也、DF酒井高徳、MF本田圭佑、MF柏木陽介、MF清武弘嗣、MF長谷部誠、FW原口元気、FW岡崎慎司の11名。MF香川真司はベンチスタートとなった。対するイラクは6人が23歳以下という若いメンバーで試合に臨んでいる。

 イラクのキックオフで始まった試合で、最初にチャンスをつくったのはイラクだった。2分、左CKを得ると、ゴール前に上げたボールをFWサード・アブドゥルアミールが頭で合わせる。ボールは右ポストを叩き、ピッチ外へ出て行ったが、ヒヤリとさせられるシーンだった。イラクは5分にも19歳のカディムがミドルシュートを放ち、日本ゴールを脅かしたが、これはGK西川が正面で抑えた。

 日本は前線の選手が再三にわたって裏へ走り込もうとするが、パスの精度不足やオフサイドになり、相手にボールを回収されてしまう。日本の最初のシュートは11分、中盤からボールを持ち上がった清武が、強烈なシュートを枠に飛ばしたが、GKハミードにパンチングで防がれる。

 なかなか攻めることのできなかった日本だったが、前半26分に先制点を挙げる。中盤でボールを奪った清武がドリブルで仕掛け、右サイドの本田にパス。本田はボールをキープし、オーバーラップした清武にボールを返す。スピードに乗ってエリア内に入った清武の折り返しにヒールキックで合わせた原口がゴールを決めて、日本が1点を先制する。

 日本はその直後にも清武の落としから本田がシュートを放ったが、ボールはGKの正面を突く。このプレーで清武は負傷し、担架に乗ってピッチ外へ運ばれたが、治療を受けた後にピッチへと戻ってきた。その後、試合はこう着状態となったが、前半アディショナルタイム、イラクは右サイドからのクロスにアブドゥルアミールがボレーで合わせる。これをGK西川が弾き、日本が1-0とリードしたまま前半を折り返す。

 1点を追うイラクは後半8分、この試合最初の選手交代を行い、カディムを下げ、シルタグを起用する。同15分、日本は自陣のハーフウェーラインを越えた位置でFKを与えると、ゴール前に入れられたロングボールをアブドゥルアミールに合わせられて、同点に追いつかれてしまう。

 ホームで2試合続けて勝ち点3を逃すわけにはいかない日本は、後半19分にCKから吉田がヘッドでゴールを狙うが、クロスバーを越えて行く。同21分、日本は柏木を下げて、MF山口蛍をピッチに送り出した。その2分後には、左サイドから原口がドリブルで仕掛けて、エリア外で倒されてFKを獲得する。清武が直接ゴールを狙ったが、シュートは右に外れていった。

 後半24分にイラクは2つ目の交代枠を使い、モハンメドをピッチに送り出した。日本は19分に長谷部のクロスから、本田がヘッドでゴールを狙うが、シュートは右に切れて行った。30分には2人目の選手交代を行い、岡崎を下げて、FW浅野拓磨を投入する。34分には左サイドから原口がドリブルで仕掛け、ボックス内で本田がヘディングシュートを放ったが、ボールは左ポストに嫌われて得点できない。日本は後半36分に最後の交代枠で本田をベンチに下げ、FW小林悠を送り出した。37分には右サイドから酒井宏がクロスを入れ、山口がヘッドで合わせたが、大きく枠を外れていく。

 試合終盤、日本はDF吉田麻也を最前線に送り、パワープレーに出る。吉田は多くの競り合いに勝ち、浅野に2度ボールが渡るもののイラクの体を張った守備もあって決めきれない。それでもアディショナルタイム6分、FKを得た日本は清武がゴール前にクロスを入れる。これは相手に跳ね返されたが、クリアーボールを山口がボレー。これが密集を抜けてゴールに決まり、日本が勝ち越しに成功した。残り時間、イラクの反撃を凌ぎ切った日本が2-1で勝利を収めている。

《文=河合拓》

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