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16/02/24【ブンデス】長谷部と酒井高のマッチアップが実現した第22節


勝ち点3を積み重ねるバイエルン(写真:Getty Images)

勝ち点3を重ねるトップ2

 このところ上位2チームと3位集団との差が徐々に開きつつあったブンデスリーガだが、第22節でその差はついに15ポイントにまで広がることになった。バイエルン・ミュンヘンとドルトムントは欧州カップ戦を優先するメンバーながら着実に勝ち点を積み上げる一方、レバークーゼンからマインツまで4チームすべてが勝ち星をつかむことができなかった。

 首位バイエルンは13位ダルムシュタットをホームに迎えての一戦。ジョゼップ・グアルディオラ監督はミッドウィークに行われる欧州CLユベントス戦を見据え、DFフィリップ・ラーム、MFシャビ・アロンソ、MFチアゴを先発から外すなど部分的なメンバーチェンジを行った。負傷者続出の最終ラインでは、新加入のCBザーダール・タスキが初先発を飾っている。

 試合は26分にダルムシュタットが先制に成功。左からのクロスにフリーで反応したFWサンドロ・ワグナーはボールを捉えることができなかったが、流れたボールをDFサンドロ・シリグが再び折り返すとワグナーがニアで合わせてネットを揺らした。バイエルンにとっては11月のアーセナル戦以来のホームでの失点となった。

 しかし、後半に入るとバイエルンが反撃に出る。49分にはDFラフィーニャのアーリークロスをFWトーマス・ミュラーがエリア内で受けると、胸トラップからすかさず右足で蹴り込み同点に。71分にはMFアルトゥール・ビダルのエリア外からのふわりとしたボールを再びエリア内で受けると、胸トラップからバイシクルシュート気味に蹴り込み、バイエルンが勝ち越し点を奪う。さらに終盤にはFWロベルト・レバンドフスキがFWドウグラス・コスタのクロスを押し込んで、バイエルンがダルムシュタットを3-1で下した。

 結果的に3-1で勝利したバイエルンだが、この試合ではボール支配率81%を記録し、36本のシュートを放ったが、ミュラーのビューティフルゴールで勝ち越し点を奪うまでなかなかチャンスをモノにすることができなかった。

 バイエルンはトリノでの第1戦を挟み、次節はアウェーで8位ヴォルフスブルクと対戦する。前半戦の対戦ではレバンドフスキが9分間で5ゴールを奪う活躍を見せたが、一筋縄ではいない相手であることは間違いない。昨季も後半戦初戦では1-4で完敗を喫しているだけに、ユベントス戦で集中を切らしてしまうと痛い目を見ることになるかもしれない。(第23節ヴォルフスブルク vs バイエルン・ミュンヘンの放送予定はこちら


ヘルタとドローのヴォルフスブルク(写真:Getty Images)

CLでは好調のヴォルフスブルクだが…

 そのヴォルフスブルクは4位ヘルタとのアウェー戦に臨んだ。先週のミッドウィークにはヘントとの第1戦を3-2で制し、欧州CLでは好調を維持している。リーグ戦でも徐々に調子を上げて入るものの、ヘルタを攻略することはできなかった。

 先制したのはヴォルフスブルク。53分にMFビエリーニャのクロスに対し、後方から走り込んだDFマルセル・シェーファーがトラップから左足で流し込んだもの。

 しかし、その7分後にはFWサロモン・カルーが左足で同点ゴールを奪う。右サイドで仕掛けたMF原口元気から送られたグラウンダーのクロスにFWベダド・イブセビッチが飛び込むと、相手GKと交錯しながらもボールはゴールへと転がっていく。これは直前で相手DFにクリアされたが、こぼれ球を拾ったカルーが相手をかわして左足でネットを揺らした。

 試合を通して決定的なチャンスが多かったのはヴォルフスブルクだったが、ヘルタのGKルネ・ヤールスタインの好セーブが目立ち、両者が勝ち点1を分け合う結果となった。レバークーゼンが敗れたたためヘルタは入れ替わりで3位に浮上したが、後半戦に入り5試合でまだ白星がない。金曜日には後半戦初勝利を目指して9位ケルンでのアウェー戦に臨む。ヘルタはMFウラジミール・ダリダを出場停止で欠くことになり、代わりに出場する選手のパフォーマンスが重要になってくるだろう。(第23節ヴォルフスブルク vs バイエルン・ミュンヘンの放送予定はこちら


シュツットガルトとシャルケはドロー(写真:Getty Images)

シュツットガルトが後半戦無敗をキープ

 6位シャルケも10位シュツットガルト相手に1-1のドローに終わり、順位を一つ下げることになった。後半戦に入り唯一4連勝のシュツットガルトは立ち上がりにFWティモ・ベルナーの突破からMFクリスティアン・ゲントナーが決定的なチャンスを得るも、これを決め切ることができず。すると14分にはシャルケがMFユネス・ベランダのヘディングで先制点を奪う。エリア外からドリブルで仕掛けたベランダが右前方に走り込んだFWクラース・ヤン・フンテラールへスルーパスを送ると、シュートは相手GKにセーブされたが跳ね返りを頭で押し込んだゴールだった。

 その後シュツットガルトはFWティモ・ベルナー、シャルケはフンテラールが決定的なチャンスを迎えながらも得点を奪うことができない展開が続いていく。すると、74分にシュツットガルトは右CKをニアでMFクリスティアン・ゲントナーが合わせ、GKにセーブされたこぼれをFWマルティン・ハルニクが押し込んで同点に。

 勝利こそ奪えず順位も一つ落とすことになったが、シュツットガルトが勢いを感じさせる戦いで後半戦無敗をキープした。次節は最下位ハノーファーをホームに迎える。

 そのハノーファーはアウクスブルクに0-1で敗れてリーグ戦8連敗となった。その間、8試合で奪ったゴールはわずかに2つと守備陣もさることながら攻撃陣の得点力不足は明白。この試合では後半からMF清武弘嗣が出場し、ついに復帰を果たすことになったがチームを劇的に変えることはできず。次節は先発に復帰し、コンディションも上がって来るはずでチームの命運は背番号10を背負う清武が握っている。


お互いのチームでサイドバックでプレー(写真:Getty Images)

長谷部対酒井高の日本人対決も

 17位のホッフェンハイムは6位マインツに3-2で勝利するサプライズを起こしてみせた。これでホッフェンハイムはユリアン・ナーゲルスマン監督就任から1勝1分で上昇気流に乗りつつある。

 一方のマインツは上位浮上へ絶好のチャンスを逃してしまった。次節マインツはホームにレヴァークーゼンを迎える。レヴァークーゼンはこのところドルトムントやスポルティング・リスボンと厳しい相手との闘いが続いているだけにコンディションは万全とは言えないはずで、マインツとしてはその部分を突いていきたいところだろう。(第23節マインツ vs レヴェークーゼンの放送予定はこちら

 金曜日に行われたフランクフルト対ハンブルクでは、MF長谷部誠とDF酒井高徳がともにフル出場。長谷部は出場停止の穴を埋めるため珍しく左SBでの出場となり、酒井とマッチアップする場面も見られた。

 ボルシアMGとのライン・ダービーに臨んだケルンは0-1で敗戦。FW大迫勇也は右MFとして先発したが、ハーフタイムでベンチに下がることになった。ボルシアMGはこの勝利で5位に浮上している。

《文=山口裕平》

ドイツ・ブンデスリーガ週末の生放送予定

ブンデスリーガ第23節

・ケルン vs ヘルタ(大迫勇也、原口元気)
 2月27日(土) 朝4:20〜朝7:00(生中継 フジテレビNEXT
・ヴォルフスブルク vs バイエルン・ミュンヘン
 2月27日(土) 夜11:24〜深夜2:00(生中継 J SPORTS 3
・ドルトムント vs ホッフェンハイム(香川真司)
 2月28日(日) 深夜1:20〜深夜4:00(生中継 フジテレビNEXT
・マインツ vs レヴァークーゼン(武藤嘉紀)
 2月28日(日) 深夜1:24〜朝4:00(生中継 J SPORTS 4
・フランクフルト vs シャルケ(長谷部誠、内田篤人)
 2月28日(日) 深夜3:20〜朝6:00(生中継 フジテレビONE

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