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15/09/04ナビスコカップ準々決勝第2戦プレビュー 4強に残るのはどのチームだ!?

ナビスコカップ準々決勝 第1戦 柏戦で先制点を決めた神戸の石津大介
(写真=Atsushi Tokumaru)

予想だにしなかった浦和の大敗

 2日、ナビスコカップの準々決勝第1戦が行われた。グループステージを勝ち抜いた、FC東京、新潟、名古屋、神戸の4チームに加えて、この準々決勝からはACL出場組のG大阪、柏、浦和、鹿島が参戦している。

 1stステージ王者の浦和はアウェイで新潟と対戦。代表招集でGK西川、FW興梠、FWズラタンを欠き、加えてDF槙野は負傷中と、主力の多くが欠場する中、先発メンバーにはGK大谷、DF永田、MF橋本らリーグ戦ではなかなか出場機会の得られていないフレッシュなメンバーが並んだ。直近のリーグ戦では横浜FMに0‐4の完敗を喫しているだけに、このフレッシュなメンバーで立て直しを図り、心機一転と行きたかったところだが、結果は誰もが予想だにしなかった0‐5の惨敗。2戦連続で大敗を喫してしまい、1stステージの“強い浦和”はどこへやら、完全にリズムを崩してしまった。

また、昨季このナビスコカップを含めて国内3冠を達成したG大阪は万博に名古屋を迎えた。こちらもGK東口、DF丹羽、DF米倉、FW宇佐美ら代表組が欠場、また、遠藤、パトリックなどリーグ戦での主力メンバーを休ませ、今季下部組織から昇格したばかりの平尾がSBでプロ初先発するなど、フレッシュな布陣でこの大会の初戦に臨んだ。試合は開始早々にMF二川が先制弾を挙げG大阪が幸先よくスタートし、その後も主導権を握った。しかし、なかなか追加点を挙げることができずにいると、後半31分には少ないチャンスをモノにした名古屋に同点弾を喫し、そのまま試合終了。1‐1の引き分けに終わり、G大阪はホームで先勝とはいかなかった。

CBの森重、丸山を代表招集で欠き、守備陣中央に吉本、奈良を配する布陣でホームに鹿島を迎えたFC東京は、FW河野の先制弾で先手を取ったが、その後鹿島に2点を返されてしまう。しかし、そのまま試合終了かと思われた88分にFW中島が値千金の同点弾を挙げ、何とか2‐2の引き分けに持ち込んだ。

 神戸・ネルシーニョ監督の古巣戦となった柏と神戸の一戦は、2‐0で神戸が勝利。神戸は、今季の公式戦3度目の対戦でようやく柏から白星を挙げた。

 

ホームで示したい王者の意地

 ベスト4を懸けた準々決勝の第2戦は6日に行われる。

 第1戦で0‐5の大敗を喫した浦和の状況は絶望的と言わざるを得ないが、試合終了のその瞬間まで何が起きるか分からないのがサッカーの醍醐味であり、新潟にできたことが浦和にできない道理はない。大逆転をやってのける可能性はゼロではないはずだ。また、仮に敗退が決定したとしても勝って終わるか、負けて終わるかではその後のリーグ戦に与える影響が大きく変わってくる。MF橋本も「しっかり戦わないと、その次に影響してくる」と語っており、そう考えれば、目指すべきはまず点差に関わらず勝利を挙げることだろう。5点差をひっくり返すのは、その先にある目標だ。如何にして、現在の負のリズムを払拭するか、その点に注目したい。ポイントとなるのはやはり守備陣だろう。第2戦では序盤から浦和が攻勢をかける展開が予想されるが、その際に忘れてはならないのが新潟のMFレオ・シルバの存在である。このJ屈指のボール奪取力を誇るブラジル人MFが新潟の中盤に君臨している限り、カウンターの脅威は常に存在する。加えて新潟の前線にはスピード豊かな山崎やラファエル・シルバ、第1戦で2得点を挙げた指宿など強力な面々がそろっている。浦和守備陣はかれらが繰り出すカウンターへの対処を常に念頭に置きながら試合を進める必要があるだろう。ペトロヴィッチ監督が「3年半で一番厳しい」と語る状況に立たされている浦和だが、ホーム埼スタで1stステージ王者としての意地を示してほしいところだ。

 第1戦ではホーム味スタで2‐2の引き分けに終わったFC東京は、第2戦で勝利か3‐3以上の引き分けが準決勝への必須条件となる。しかし、現実的に考えて3‐3以上での引き分けを狙うとは考えにくく、であるなら、目指すは勝利のみ。現在リーグ戦6連勝で首位を走り、第1戦でも苦戦を強いられた鹿島のホームで勝利をもぎ取るのは容易ではないが、「鹿島が有利な状況になったが、あきらめない気持ちを持って戦いたい」とマッシモ・フィッカデンティ監督が語るとおり、粘り強く戦えば勝機はある。引き続きCBで先発することが予想される、吉本、奈良のコンビが鹿島攻撃陣を無得点に抑えれば、その可能性はグンと高まるはずだ。

 昨季の王者G大阪もFC東京同様、第1戦はアウェイゴールを奪われての引き分けに終わった。通常ならこれはやや不利な状況に陥ったと考えられるが、G大阪にとってはそうとも言い切れない。それは遠藤、パトリックら主力メンバーに休養を与えた上での引き分けという結果だからであり、中3日という厳しい日程の中でこれは大きなアドバンテージである。長谷川監督も「次は全員で準備出来る」と語るように、第2戦は現状のベストメンバーで臨むと予想され、勝つ気満々でアウェイに乗り込む構えだ。しかし、それは対する名古屋にとっても同じこと。こちらも第1戦で休んだメンバーが第2戦で復帰すると予想され、そうであるなら、初戦に敵地でアウェイゴールを奪って引き分けに持ち込んだ名古屋のほうが、状況は有利である。互いに現状のベストメンバーがぶつかり合う激戦になることは必至だろう。

 アウェイの第1戦を2‐0でモノにした神戸は、引き分け以上もしくは敗れても0‐1、1‐2ならば準決勝突破という圧倒的に有利な状況。クラブ初のベスト4へ視界は良好だ。対する柏は、準決勝進出のためには複数得点が不可欠。注目は1トップでの先発が予想されるエデルソンだ。今夏チームに加入し、まだチームに完全に馴染んでいるとは言えないが、随所にそのポテンシャルの高さは発揮しており、この圧倒的不利な状況での爆発に期待したい。

《文・J:comサッカー編集部》

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