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  • 決勝ポルトガルポルトガル vs フランスフランス
  • 7月10日(日)深夜3:00

3度目の優勝を目指すフランスと初タイトルを目指すポルトガル

グリーズマンは先人の記録を超え、C・ロナウドの記録更新を阻止できるか
(写真:Getty Images)

プラティニ越えを目指す2人にも注目

 EUROのクライマックスを飾るのは、それぞれ00年、04年大会以来のファイナリストとなったフランスとポルトガルだ。両チームにとっては様々な記録がかかった一戦となる。

 まずは優勝回数である。フランスが制すればスペインとドイツに並ぶ大会最多通算3度目の欧州制覇、ポルトガルが勝利を収めれば通算10カ国目の優勝国が誕生することになる。ポルトガルとしては過去5大会で準優勝が1回、ベスト4が2回、ベスト8が2回とあと一歩の状況が続くだけに、12年ぶりの決勝の舞台で是が非でもタイトルを手にしたい。

 両チームのストライカーにも記録達成の期待がかかる。フランスは準決勝ドイツ戦で2ゴールを決めて勝利に貢献したFWアントワーヌ・グリーズマンが今大会6得点と得点王の座に大きく近づいた。1大会における最多得点記録は84年大会でフランスの偉大な先人ミシェル・プラティニがマークした9得点で、もしグリーズマンが決勝でハットトリックを決めればこの記録に並ぶ。

 ポルトガルもFWクリスティアーノ・ロナウドに“プラティニ超え”の期待がかかる。史上初の4大会連続ゴールを決めたロナウドは、現在EUROでの通算ゴール数が9得点でプラティニと並び1位タイだ。大一番で1ゴールでも挙げられれば記録更新となるだけに、いつも以上にゴールへの姿勢を見せるはずだ。

 試合展開はグリーズマン以外にもGKウーゴ・ロリス、MFポール・ポグバ、FWディミトリ・パイェらが中軸を担うフランスが主導権を握る展開とみられる。対するポルトガルは開催国の攻撃を受け止めてからロナウドやFWナニ、MFレナト・サンチェスといった個人能力で決定機を作り出す傾向にある。開催国としてはMFエンゴロ・カンテらがカウンターの芽を摘めるか。中盤でのバトルが分水嶺となりそうだ。

《文=茂野聡士》

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