見どころ

  • 準々決勝フランスフランス vs アイスランドアイスランド
  • 7月3日(日)深夜3:45

最高の状態で準々決勝を迎える両国

出場停止のカンテの代役を務めるキャバイェ(写真:Getty Images)

フランスのリスク管理は?

 ここまで順当に勝ち進んできた開催国フランスと初出場ながら強豪イングランドからジャイアントキリングを果たすなど、高いチームワークで躍進してきたアイスランド。立場は対照的だが、共通するのはチーム状態が最高の状態でこの準々決勝を迎えるということ。フランスは開幕戦からFWディミトリ・パイェが好調で、新エースとして期待されるFWアントワーヌ・グリーズマンもラウンド16のアイスランド戦で後半に2得点をあげ逆転勝利に導いた。中盤の要であるMFエンゴロ・カンテとDFアディル・ラミが累積警告で出場停止となるが、前者はMFヨアン・キャバイエ、後者はDFサムエル・ウンティティが埋めることは可能だ。

 フランスが60~70%ボールを保持することが予想される中で、アイスランドのタイトなブロックをいかに破ることができるのか。特にMFギルフィ・シグルドソンとキャプテンのMFアロン・グンナルソンは守備の面で効いており、チャンスの起点となるMFポール・ポグバのキープ力と意外性のあるパスセンスが得点のカギを握りそうだ。

 アイスランドは堅守からの速攻を武器とするが、空中戦での高さを生かしたリスタート、特にグンナルソンのロングスローが貴重な武器となっている。フランスもフィジカル面ではアイスランドに劣らないが、競り合いのこぼれ球やセカンドボールの対応など、局面の集中力はこれまで以上に求められる。その意味でも主将であるGKウーゴ・ロリスを後ろ支えにDFローラン・コシールニーがどう立ち回るか。優勝を狙うフランスとしては準決勝からの日程がタイトになるため、できるだけ90分で決着を付けたいはずだが、守備のリスク管理が疎かにならないように試合を進めていく必要がある。

《文=河治良幸》

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