見どころ

  • 準々決勝ウェールズウェールズ vs ベルギーベルギー
  • 7月1日(金)深夜3:45

上り調子の両国の対戦、スリリングな展開にも期待

ウェールズのカギを握るベイルとラムジー(写真:Getty Images)

4強進出へ、勢いに乗るウェールズ

「僕らは波に乗っているね!」。決勝トーナメント1回戦・北アイルランド戦に1-0で勝利したFWガレス・ベイルは意気揚々にこう語ったという。同国史上初となる主要国際大会でベスト8に進出したとなれば、口調も軽やかになるのは当然か。

 北アイルランド戦では積極的なプレスの前になかなかペースを握れなかったウェールズだが、焦れずに相手の疲労を誘って、MFアーロン・ラムジーのパスを起点にベイルのクロスからのオウンゴールで決勝点をもぎ取った。

 ピッチに立つ選手たちからは、流れを引き寄せきれない中でも我慢できる力を試合ごとに感じさせる。「難しい試合だったけど、僕らは魂とパッションを見せた」とベイルが語ったように、戦術以上に精神面の充実が躍進の要因になっているのは間違いない。

 とはいえクリス・コールマン監督率いるチームは、3バックをベースに相手を見た戦い方を柔軟にできるのも事実。次の相手は各ポジションにワールドクラスの選手を抱えるベルギーだけに、まずは“受け”に回る展開となる可能性が高い。

 対するベルギーはハンガリー戦でFWエデン・アザールが1ゴール1アシストの大活躍。そしてアザール以外にも屈強なFWロメル・ルカクのポストプレーからFWケビン・デブライネ、MFドリエス・メルテンスらが絡むアタックには得点の匂いを随所に感じさせた。両チームとも上り調子で激突し、優勝候補の強豪国に比べれば重圧も少ない。それだけにお互いがかみ合えば大会屈指のスリリング展開となるだろう。

《文=茂野聡士》

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