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  • ラウンド16イングランドイングランド vs アイスランドアイスランド
  • 6月27日(月)深夜3:45

難敵との対戦は回避も、不安を残すイングランド

グループリーグを突破も、課題も残るイングランド代表(写真:Getty Images)

2日のアドバンテージを生かせるか

 ポルトガルとの対戦は避けられた──。グループリーグ最終節で劇的な勝利を収めたアイスランドが2位で通過し、同国との対戦が決まったイングランドのメディアは安堵の声をあげた。アイスランドが勝利していなければ、FWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルが決勝トーナメント1回戦の相手だった。2004年の欧州選手権、06年のワールド杯の2大会でイングランドの行く手を阻んだポルトガルとの対戦を避けられ、英国民は胸をなで下ろしたのである。

 しかし、相手がアイスランドでも厳しい戦いになることに変わりはない。オランダを退けて今大会の予選を突破し、グループリーグでもそのポルトガルを堅牢な守備で苦しめた。攻撃面でも、正確なキックで攻撃を操るMFギルフィ・シグルドソンには厳重な警戒が必要だ。

 加えて、イングランドも万全の状態ではない。現在は解説者を務めるアラン・シアラー氏は「ロイ・ホジソン監督は、代表のベストメンバー、ベストシステムを見出せていない」と指摘する。グループリーグ最終節のスロバキア戦で先発させたFWジェイミー・バーディーとFWダニエル・スターリッジを引き続き起用するのか。あるいは、不振のFWハリー・ケインにこだわるのか。前線の人選、採用システムを含め、指揮官の才量が大いに問われる。

 イングランドとしては、コンディションで分がある。グループリーグ最終節でウェイン・ルーニーら6選手を入れ替えたうえ、アイスランドに比べると試合日まで2日間、休養日が長かったアドバンテージをフルに活かしたい。アグレッシブにプレーできるかどうかが、勝利のカギを握ってくるはずだ。

《文=田嶋コウスケ》

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