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  • 6月22日(水)深夜0:45

このままでは終われないC・ロナウド、F組・首位のハンガリーに挑む

大会の主役候補が、まさかの大ブレーキに(写真:Getty Images)

苦しむC・ロナウドとポルトガル

 今大会のFWクリスティアーノ・ロナウドはとにかく“持っていない”。ポルトガルにとっての初戦、アイスランド戦ではシュート10本を放ちながらもノーゴール、続くオーストラリア戦では後半に自身の果敢な飛び込みからPKを奪取したが、そのPKをポストに直撃させてしまう痛恨の失敗で2試合連続ドローを招いてしまった。

 ここ近年のFK精度の悪さ、そして今季のPK成功率は60%台などのデータで槍玉にあげられっぱなしのC・ロナウドだが、流れの中でのシュートが決められていない方が問題か。

 所属するレアル・マドリーではFWガレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマとの「BBCトリオ」で得点を量産するが、ポルトガルではレアルのようにマークを分散してくれる相棒の存在が見当たらない。FWナニとFWリカルド・クアレスマらとの関係性が向上できないと、三度苦しむCR7を目にすることになるかもしれない。

 逆に“持っているものを出し切る”スタイルでグループ首位に立っているのはハンガリーだ。アイスランド戦では40歳の守護神GKガボル・キラーイのPK献上で先制点を許したものの、終了間際に追いついて勝ち点を積み上げた。

 2試合で1失点の堅守だけでなく、主将のMFバラシュ・ジュジャーク、そして同点ゴールを演出したFWネマニャ・ニコリッチらが仕掛けるサイドでのコンビネーション攻撃では、ハンガリーに分がある。負けなければ16強進出を果たせる中で、ポルトガルの焦りを誘って一刺しを狙いたいところだ。

≪文=茂野聡士≫

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