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  • グループFアイスランドアイスランド vs オーストリアオーストリア
  • 6月22日(水)深夜0:45

サプライズを起こしてきたアイスランドは、2位の座を守れるか

百戦錬磨のグジョンセンの存在は、アイスランドにとって心強い(写真:Getty Images)

重圧のかかるオーストリア

 おそらく、グループリーグ最終節を迎える時点でアイスランドが自力突破の可能性を残す2位につけることを予想した人は少ないだろう。しかし予選でオランダなど強豪国を打ち破ってきたしぶとさは本物だった。

 ハンガリー戦では試合終盤のオウンゴールで同点に追いつかれたものの、2試合連続の勝ち点1を確保した。守備ブロックを構築してのロングカウンター狙いは典型的な“弱者の戦法”だが、DFラグナル・シグルドソンやDFカリ・アルナソンらが地道に跳ね返し、守備からリズムをつくっている。

 そしてアイスランドの象徴的存在であるFWエイドゥル・グジョンセンがスーパーサブとして控えるのも心強い。後半終了間際にはFKのこぼれ球に反応し、際どい強烈ミドルを放つなど、その実力はいまだ健在。決勝トーナメント進出へ胸突き八丁の場面で再び投入される可能性は大いにある。

 台風の目として見られていたオーストリアは2試合で勝ち点1だけという苦しい状況だ。ポルトガル戦では超万能型プレーヤーのMFダビド・アラバをトップ下で起用する奇策に打って出たが機能せず、アラバも後半途中でピッチを去った。勝つしかないアイスランド戦ではボランチに戻すとみられる。

 アラバが本職のボランチで安心してプレーするためには、2列目の充実が必須だ。トップ下候補のMFズラチコ・ユヌゾビッチ、MFアレッサンドロ・シェブフには重責がかかるが、そのプレッシャーをはねのけられるだろうか。

≪文=茂野聡士≫

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