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  • グループDチェコチェコ vs トルコトルコ
  • 6月21日(火)深夜3:45

チェコはテコ入れが必要なトルコを攻略できるか

ロシツキーの負傷は、チェコにどれくらい影響を及ぼすか(写真:Getty Images)

期待を大きく裏切っているトルコ

 ここまでのトルコは「今大会の最大の失望」と言っていい。初戦の対クロアチアでも良いところがなかったが、2戦目の対スペインの手も足も出ない大敗はモラルにも大きく傷を付けたはずだ。パスが繋がらず、ボールを奪えずと、キャプテンの大黒柱MFアルダ・トゥランが味方のファンにブーイングされる始末。アルダに加え中盤にはMFハカン・チャノハノル、MFセルチュク・イナンとそれなりに名のある選手をそろえているが、そもそもボールを有効に動かせていないから目立たない。ボール支配率はスペイン戦で43%、クロアチア戦で51%と悪くない。だが、そのマイボールの大半は相手ゴールに向かっていないのだ。交代で入りチームを活性化させたMFヌリ・シャヒンやMFオルジャイ・シャハンを先発させるなど、ファティ・テリム監督は手を入れるべき時が来ている。

 2点のビハインドから同点に追い着いたチェコを見ていて思ったことがある。このチームはシンプルにロングボールを放り込んだ方が怖い。長身FWトーマス・ネシッドは動ける。中盤を一枚削って、途中交代で得点を決めたもう1人の長身FWミラン・シュコダと2トップを組ませる手もあるのではないか。芝が乾いているこの大会ではドリブル時にボールが滑らず、カウンターがスピードダウンするシーンが目立っている。落とし球からのセカンドプレーを狙った方が効果的だ。トルコのセットプレーの弱さ、チェコの運動量(2試合平均112km。トルコ104km)も併せて、チェコの優位は動かないか。

≪文=木村浩嗣≫

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